2022 4/13 Update

Cosmic Synth/Minimal Electro
Cosmic Experimental / Space Rock
Minimal/Ambient/ECM/Organic
中古LP&"7

フィールド録音ものについてはページの最下段をご覧ください。

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A
Adelbert Von Deyen / Planetary (GE Sky '82)
EX-/M- \ SOLD
レイヤードされた分厚いアナログシンセを中心に、エレクトロニクスのパルス、リズムボックスをフィーチュアしたジャーマンコズミックシンセの定盤。アナログ感豊かな厚みのある録音も魅力です。Rare Original.

Age / Landscapes (BEL GAMM ’80)
EX/EX \ SOLD
ベルギーのシンセデュオによる一枚。Arp, PPG, Korg, Vocoder, System 100, Jupiter, Roland SH,シーケンサー等各種ヴィンテージアナログシンセを駆使し、豊かなアナログシンセ空間に充溢した、まるでプラネタリウムを見ているような天上の夢幻のシンセサイザーシンフォニーに満たされるファンタジックな作品。彼らはもう一枚の作品”Dimensions”で有名ですが、本作のほうがよりオブスキュアな一枚。コーティングカバーRare Origial. (ジャケは下部角の軽いコーナーノック程度。)
Alan Watts / OM (US WB ’67)
VG++/EX- \ SOLD
禅をアメリカに広め、60sカウンターカルチャーシーンに大きな影響をもたらした伝説的な思想家。62年にUSサイケの最も古い作品とも言われる幻の”This Is IT”をリリースした彼の、サイケ期におけるもう一つの重要作。曼荼羅の様なサイケデリックカバー、そしてタイトルからもその内容が窺い知れます。音楽的にはPandit Pran Nathや当時のTimothy Learyに通じるムードで、なだらかな地平をゆったりと波の奇跡を描くシタール、時折のタブラをフィーチュアした、永続的なイースタントリップを繰り広げる瞑想ラーガサイケデリア作品。初回GoldラベルRare Original.ジャケは上辺開口部より14cm程度ヌケ。綺麗にヌケているのでパッと見さほど気になりません。下辺中央4cm僅かにヌケが始まった状態。角の軽いスレ。左上極小さなPin Hole. ヌケを除けばほぼEXに近い良好な状態で、本作としては珍しく見た目がきれいなジャケットです。盤は見た目M-に近い綺麗なEX。プレイは静かな音楽のため、元々のプレスか経年の埃による致し方ない軽いチリつきが有ります。
Alpha Ⅲ / The Seven Spheres (BR Rock Forever ’90)
VG++/EX \ SOLD
ブラジル産ピュアコズミックシンセ作品。彼の作品の中では後期のリリースであまり見かけない一枚です。彼の作風のイメージでは当時日本に比較的多く入荷した2nd~5th辺りのシンフォなシンセプログレの印象が強いですが、本作はジャケット通りサイファイでミステリアスなシンセミュージックサウンド。シーケンサーによるミニマリスティックなリズム、リズムボックス、エレクトロエフェクト、コズミックなシンセをフィーチュアし、自主ならではのアンダーグラウンドで妖しい情趣に満ちた荒涼としたコズミックワールドを全編楽しませてくれます。コズミックシンセファンは是非! ブラジル自主プレスRare Original. ジャケは周辺部の軽いスレ程度。
Alvin Curran / Canti E Vedute Del Giardino Magnetico (IT Ananda '75)
EX-/EX \SOLD
ヴォイス、パーカション、水音等のコラージュの中から、やがてトランペットとエレクトロニクスによるなだらかな時間が地平に永遠に伸びていくかのような催眠ドローンミュージックのA面...。B面も夢見るパーカッションの静かな囁き、朦朧としたエレクトロニクスによる、星のさざめきの空間にトリップするかのような催眠コズミックエレクトロニクスの極致..。Experimental Trippy Electronics永遠の一枚にしてヴィンテージ名品。本作は後期プレスのシングルジャケのヴァリエーションを含め、数種のプレスが存在しますが、ここに有るのはペラペラのGF Coverが無地の透明プラスティックカバーに収められた非常に珍しい初期ヴァージョンプレス! このペラペラの紙の性質で、しかも右辺部分はプラスティックカバーからはみ出してしまうので、その部分に若干の細かいスレがあるのは已むおえないでしょう。それ以外は微かな変色程度で良好です。無地のプラスティックカバーは軽い変色とスレ、両サイドに軽いヌケ。盤は美品に近い綺麗な状態。プレイは非常に静かな作品のため致し方ない微かなチリつき程度です。
Amerlan / Ascendences (US Caeleste Arc '85)
M-/M- \ SOLD
豊かで肌理細やかなアナログシンセの広がりと静かなうねりのスローモーションの軌跡、ヴォコーダーのハーモニー、深遠の宇宙をゆったりと旅するピースフルでメディテイティヴなCosmic Synthのグレートな一枚。静かな夜に目を瞑っていつまでも浸っていたい作品です。Michael StearnsのPlanetary Unfolding辺りのメロウなスペーストリップシンセ派はマスト! In Shrink. Rare Original.
Angel Rada / Upadesa (VEN Uranium ’83)
VG+/VG++ \ SOLD
ベネズエラの電子音楽作家による自身のレーベルよりの自主盤。70年代にドイツの電子音楽スタジオで学んだ経歴や、ジャケットのイメージからシリアスな電子音楽系を想起しますが、作風は本作をKlaus Schulzeに捧げていることからもわかるように、スタイル的にはベルリンスクール系のコズミックシンセ作品。(アンビエントと紹介されているサイトも有りますが、所謂アンビエント系ではありません。) コズミックシンセ系とは言え、南米物なのでヨーロッパ系のような冷たさや荒涼とした寂寞感は余り感じられず、サウンドは温かで豊かな宇宙に満たされ、密かに楽しく宇宙と交信しているようなプライベートな歓びに溢れます。プシュプシュ音を立てざわめくエレクトロニクスと戯れてるようなエレクトロエフェクトやヴォコーダーと、あちこちで様々な電波通信をしているような豊かな息づきに空間は満たされます。更にB面ではA面の作風を踏襲しつつも、天球を仰ぐ聖歌のような雰囲気とテーマが印象的で、終盤でアコースティックギターのアルペジオがシンセに混じってブレンドされる辺りもいかにも南米らしい魅力を感じさせます。自主プレスRare Original. 黒くスレが目立ちやすいジャケは極軽いリングウェアとエッジのスレ。それ以外問題ない軽いユーズド感程度の状態。盤はパッと見EX~M-のトップコンディション。プレイは冒頭で点状の極微のマークによる5回目立つパチパチと、そのしばらく後にも同様の数回のパチパチ。それ以外は南米盤の元々のプレスによる致し方ない部分的なチリつき程度でほぼ良好です。(一般的には盤EXで通用するコンディションですが念のため。)
Anna Sjalv Tredje / Tussilago fanfare (SW Silence ’77)
VG++/EX \ SOLD
スェーデンのシンセユニットによる唯一の作品。パルサーのように宇宙に脈動するキーボードのミニマリズム、エコーをかけられて緩やかに融け合う音像、打ち寄せ吹き込む気流の様に行来するホワイトノイズ、囀る様なエレクトロエフェクト、こだまするファズ、ミニマリスティックなリズムボックス等をフィーチュアし、片面2曲ずつのロングトラックで通して一つの世界が完成されたトータル作品。見上げた夜、凍り付き星がさざめき合う宇宙の広がりから、幻覚的な音像が浮遊し融け合う様々な星の息づきへ、そして、冷ややかに広がる大宇宙の彼方奥で繰り広げられる、ミステリアスでイマジネイティヴな巡礼と儀式の旅へと聴く者を延々トリップさせてくれます。世界のコズミックシンセファンから賞賛を受けるこの手を代表する名品であり、ジャーマンファンやトリップサイケファンにとっても聴き逃せない一枚。(A面後半の境地は同国のAlgarnas Tradgardさえ思わせます。) マスターピース!現地ではレア度が急騰し既にこのプライスでは入手不可能ですのでこの機会をお見逃しなく!Rare Original. ジャケは上部両角にコーナーノックとその周囲若干のシワ。エッジの小シワ。エッジの細かな色補正。
Ash Ra / New Age Of Earth (JP Victor '78)
VG+/VG++ \ SOLD
言うまでもなくジャーマンコズミックミニマルシンセの歴史的一枚。光が弾けるような肌理細やかなエレクトロニクスのパルスビート、心地よく揺れ弾むベースライン、全てが宇宙の光の中で静かな恍惚へ向かって飛翔し続けるA-1 "Sunrain"で幕を開け、宇宙の緩やかな波にゆりかごのように揺さぶられる桃源郷サウンド"Ocean Of Tenderness", 再びA-1の世界が引き継がれる光と夢のサウンド"Deep Distance"...。当時の国内盤。w)Insert & Obi.ジャケは右上と上部に軽いスレと変色。微かにユーズド程度で殆ど問題ありません。盤は音に出ない表面の若干のスレ程度。
Ash Ra / Belle Alliance (GE Virgin ’80)
EX/EX \ SOLD
A面は前作を継承しつつもアップビートなナンバーや様々なヴァリエーションを取り入れ、小曲中心に聴かせる内容。A面がオードブルとすれば、本題はやはりB面でしょう。ロングトラック主体にゆっくりとフローティングなコズミックシンセとエレクトロニクスのパルスが交わりあう涅槃のトリップサウンドで素晴らしい出来を示します。夢見る極上の音の波に心ゆくまで浸れるドリーミートリップの極致!Rare Original.
Astral Dimension / Galassia M 81 (IT BAM 70s?)
VG++/VG++ \ SOLD
イタリアからの一枚。豊かでミステリアスな音響が宇宙に広がる、ファンタジックなスペースシンセサウンドの波に包まれる作品。まるでプラネタリウムで流れゆく銀河や宇宙と星の世界に浸れるようなDream Wavingサウンドです。Rare Original. (ジャケは下辺中央にヌケとクリアテープ。辺部の小シワと軽いスレ。盤は主に埃によるものと思われる軽いチリつきあり。)

Azimuth / The Touchstone (JP ECM ’78)
VG++/EX \ SOLD
ブラジルではなく同名のイギリスのトリオアンサンブルによる78年作品。当時の国内盤。John Taylorの繊細で煌めく様なミニマリスティックな、或いはサティーや印象派の様な、柔らかに色彩を変える羽根のようなピアノにKenny Wheelerの穏やかなトランペット、Norma Winstoneの白く透明で繊細な息遣いのミステリアスなスキャットが空中に広がる静かな美しさに満ちた音楽。UK Jazz重鎮3人による、ジャズではない、透き通った朝の空に、密やかな一瞬の幻想のように淡い軌跡を描きながら、静かなアンサンブルがひっそりと戯れます。通して魅力的ですが、綺麗に完成されたA面より、ハイライトは寧ろB面でしょう。作品のムードを保ちつつもシュールな掛け合いの中に、彼らの一匙の遊び心と表現力が波紋を投げかけます。その淵と隙間に潜む聴き手の感覚を刺激する味わいは、彼らの熟年のキャリアとミュージシャンマインドだからこその深みを感じさせます。表面的な美しさのみならず味わいを兼ね備えた流石の一枚。Excellent LP! 当時の国内盤ライナー付。何故かこの国内盤はJohn Taylorのソロ名義でリリースされています。Original Japanese Pressing.


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B
Barney Childs / Clay Music (US Cold Blue '81) "10
EX-/EX- \ 2.500
10インチ盤。Experimental/Ambientの名レーベルCold Blueよりの記念すべき1作目。様々な種類の笛によるひっそりとしたアンサンブルともミニマルともフリーともつかない不思議で霊妙な音楽。それはどこかの土着のミニマリスティックな笛のフィールドレコーディング作品をも思わせます。シンプルで、ゆったり、空気の層をめくるような朴訥な中の甘美さに満ちた一枚。Rare Original. (盤は見た目綺麗ですが、元々のプレスか経年の目に見えない埃によるバックグラウンドの若干のチリつき。)
Benjamin Lew & Steven Brown / Douzieme Journee… (BEL Crammed ’82)
VG++/EX \ SOLD
ニューウェイヴ系のアヴァンポップの印象が強かったこの時期のCrammedレーベルの中に隠されたミニマルトリップエレクトロの名品。信号のパルスの様にアウトプットするエレクトロニクスを中心に、極めてミニマリスティックに徹した手法と優れた感覚の切り口でアブストラクトなサウンドの中に朦朧と甘美な感覚世界を追求し、オリエンタルな変態催眠浮遊ミニマルエレクトロExperimentalを心ゆくまで堪能させてくれます。Benjamin Lew操るエレクトロニクス、リズムビート、テープ操作とエフェクトを軸に、サックス、ピアノ、オルガンでSteven Brown、パーカッションやバスクラであのAksaq Maboulの奇才Marc Hollanderも参加し、作品に一層の厚みと色どりを添えます。トリッピーなミニマルエレクトロを探している方や、感覚的な浮遊エクスペリメンタル好きは問答無用のマスターピース!本作は後にUS盤やジャケの若干異なる2ndプレスも存在しますが、これは初回ジャケ初回番号Rare Original. ジャケは下辺中央10.5cmヌケ。それ以外は上部の微かな小シワ程度で良好です。
Benjamin Lew, Controlled Bleeding / Les Nouvelles Musiques De Chambre (BEL Sub Rosa '88)
EX-/EX- \ 2.500
片面ずつのスプリットアルバム。A面のBenjamin Lewはシンセ、ギター、ヴォイス、コラージュが緩やかにディレイエコー空間で半ば混沌としながら反復浮遊するスペイシーなアンビエントExperimental。B面のControlled Bleedingは白い霧のようにエコーして渦巻くシンセドローンをバックにピアノのメロディーがぽつぽつと鳴る前半から、シロフォンのような音色を中心にしたミニマル、そしてまた前半のようなムードの中にアブストラクトなサウンドが浮遊する、こちらもアンビエントのロングトラックで聴かせます。Rare Original. 盤は見た目良好。プレイはB面で経年の埃か元々のプレスによると思われるバックグラウンドの軽いチリつき。
Bennie Maupin / The Jewel In The Lotus (US ECM '74)
EX-/VG(Plays EX) \ SOLD
このタイトル、そしてジャケで何かを感じる人であれば間違いない一枚。穏やかな睡蓮の池にキラキラ光る黄金色の漣のように、穏やかにフローするリズム、緩やかな水流のうねりと、木片や様々な光る石が水の中を転がるように、戯れ合うマリンバ、グロッケン、ピアノ、空気の暖かな流れをそっと押し出すフルート...。夢見る静かな午後の世界でじっと、永遠に耳を傾けていたいA-1は、このジャケットそのものの印象。その他のナンバーもサイケデリックともいえるメロウな甘美さを持った感覚的なフリージャズで聴かせてくれる一枚。素敵な一枚なので、もっと評価され、聴かれるべきだと思います。推薦盤。盤は見た目一瞬およよと思う太くて長いスリキズ有るため、見た目を考慮してVGとしていますが、スレは表面だけでプレイは極微のチリつきのみ、問題ありません。プレイングコンディションはほぼEXですのでご安心ください。
Bernard Sjaner (ZED) / Some Deaths Take Forever (FR Pathe ’80)
VG+/VG++ \ SOLD
シーケンサーのパルスビートによるエレクトロなミニマリズムを大胆に取り入れ、シンセビーツ色を押し出しながらも、ゲストにMagmaのKlaus Blasquiz, Bernard Paganotti他を迎え、前作”Vison Of Dune”に勝るとも劣らない充実の内容、しかもより外に向かって開かれたSpace Electro Rock/Experimental Synth/Minimal Electroを縦横無尽に繰り広げるグレートな一枚!彼の内的充実が全体に感じられる最高作です。 Rare Original. W)Inner. ジャケは上辺中央8cmの目立つヌケ。辺部の若干のスレと小シワ、色補正。盤は音に出ない表面の若干の薄いスレ。
Between / Einstieg (GE Wergo ’71)
EX-/M- \ SOLD
ドイツのPeter Michael Hamelを中心に、アメリカ人、アイルランド人、アルゼンチン人等が集まった無国籍グループの1st。心地よいハンドドラムのリズムにアコギ、フルート、オーボエ、チェロ、キーボード等をフィーチュアした細やかなアンサンブルの妙で聴かせます。全編を通して軽やかさと清澄なムードに包まれ、その中でも西欧の中世的なムード、緩やかな空気流れる南米の風景から宇宙空間まで、様々な景色を映し出します。彼ららしいアンサンブルを象徴するA-2, エレキをフィーチュアし、心地よいサイケ調のB-1, 緩やかなアンサンブルが心地よいB-2...。それでいて時にB-4 “Space Trip”の様なHamelのカラーが強いコズミックなExperimentalサウンドや、より自由度の高い実験的なフリージャムA-5で別の側面も垣間見せてくれ、魅力を加味した味わいある作品に仕上げられた一枚。 ECMやヒッピー、オーガニックなアンサンブルのジャム系を思わせるサウンドが好きな方で、更に感覚的なフリー色や実験性のある作品も好きな方にはお薦めします。71年当時このスタイルのサウンドは逆に斬新だったことでしょう。 ジャケにspectrumのロゴが入っていない初期プレスのRare Original.
Bill Vermette / Katha Visions (US Rainforest ’84)
M-/EX \ SOLD
アメリカのCosmic Minimal Synth自主盤。アナログシンセの緩やかにレイヤードされた淀みと、その中を雨のように沈むリズムボックスのハイハットのビートのA-1で幕を開け、A-2では、Mike Shreeveの1stのような有機的に息づく宇宙の広がりに満ちたコズミックなトリップシンセをロングトラックでたっぷり聴かせてくれます。そして、A-3で更に鳥の鳴き声を加えてサウンドは地球へと回帰する。リズムボックスがビートを刻むCosmic Minimal SynthチューンB-1, ダークなヴォーカルがエレクトロのパルスに沈む沈滞Minimal DIY B-2と、B面ではまた少し異なるムードを持ち、全編に渡って聴かせる一枚。 US自主プレスIn Shrink美品Rare Original.
Brian Eno / Discreet Music (US EG ’75)
VG/VG++ \SOLD
当時のUS盤。エコーシステムによるモノトーンのシンセが蒸気の中の様におぼろげに、夢見心地にゆったり行き来する、アンビエントシンセの大古典。ジャケは辺部と角のスレ。全体の若干のスレ。辺部に沿った小シワ。特に開口部の小シワが目立ちます。盤は表面の細かいスレのみで見た目綺麗(EX-)ですが、非常に静かな音楽のため、埃によると思われる低レベルのノイズ有。
Brainticket / Voyage (Swiss Private ’82)
自主でリリースされた彼らのLP最終作。アナログシンセ群やオープンリール、パーカッションに囲まれたスタジオの彼らの写真の裏ジャケの雰囲気からしてもう堪りません。A面に針を下ろすとガムラン音塊のような様々なパーカッションにエレクトロニクスが混じり合い、水を跳ねるようなキーボード、パーカッションのリズムが一体化し、深夜の宇宙のさざめきや揺らめく光のような彼らならではの幻惑的な実験コズミックエレクトロワールドが花開いてゆきます。不思議な宇宙の世界を密かに覗き見るような妖しい輝きと、彼ら独自のスピリチュアルなサウンドに延々トリップさせられる香り高くGreatな一枚!本作は実は2000年代に2回のLP再発盤が存在しますが、ここに有るのは勿論82年の初回オリジナル盤。スイス自主プレスRare Original.  ジャケは背に沿って一部スレ、シワ、変色程度。盤は見た目綺麗なEX。プレイは静か目の部分で経年の目に見えない埃によると思われる軽いチリつき。
VG++/EX \ SOLD
Brian Eno / Discreet Music (UK Obscure ’75)
VG+/EX- \ SOLD
ゆったりしたぼやけた音像がおぼろげに行き来する、夢うつつに甘美な、アンビエントミュージックの歴史の幕開けを告げる名作。始まりも終わりもなく、朝の目覚めに俯瞰する空間の広がり、その近く遠く、様々な場所から立ち昇る温かな蒸気は、密かな囁きとなって混合融解し、温湯の様に緩やかに流れる柔らかな音の軌跡を描き出します。もう一つの透明な扉を開けて、音によって形作られた深閑とした夢の空間に身を委ねるひととき、そこではしじまがゆらゆらと滲み、時間はゆったりスローモーションのように流れてゆきます。その部屋は、一つの美しい抽象画の様に、其処に佇みます。A面全てを費やしたタイトルトラックは必聴の名曲。心と体を温め解してくれる、かけがえのない極上のひと時をどうぞ。これはオリジナルの1年後にリリースされたUK現地盤2ndプレス。配給は初回のIslandですが、ラベルが薄赤の2回目になります。(ちなみに3rdプレスはPolydor配給。) ジャケはエッジに小シワとスレ。裏ジャケ右上角近くに緑のマジックで小さくxの書き込み。ジャケは総じて軽いユーズド感程度。盤は両面共に1-2本ずつの表面のスレと軽微なスレ程度。音に直接影響するような所謂キズは有りません。非常に静かでデリケートな音楽のため、プレイは経年の埃によると思われる軽微なチリつき。勿論傾聴を乱すものではありません。
Brian Eno / Music For Films (FR Polydor ’78)
EX-/EX- \ SOLD
柔らかなシンセ、エレピ、エレキ、アコギ、ベース等のアンサンブルがエコーの中で緩やかに融ける彼のアンビエントミュージック第2弾。彼のこの手の作品の中では珍しく器楽感を随所に仄かに残す部分や、微かに混沌とした実験性の名残り、それぞれ曲毎の作風のヴァリエーションも感じさせ、彼の感覚的な才能をより多面的に味わうことの出来る作品。本作は、統一的手法で極められ洗練された彼の他のアンビエントミュージック作品とはやや趣を異にし、彼の感覚のスケッチの断片的側面がより残され、それぞれがテクスチャーの異なる、様々なカセットテープの断片をコンパイルしたかのような良い意味で粗さの残ったプライベートな情趣に満ちます。アイデアの小箱のような趣味的な催眠実験音楽作品として優れた作品。余りに洗練されたアンビエントすぎる作品には歯応えを感じないと言う向きのファンも聴いてみて下さい。オリジナルは76年にプロモのみリリースされたEnoのLP中最もレアな作品。これは正規リリース盤、当時のフランスプレス。コーティングカバー。ジャケは裏ジャケ右下にSticker貼、右上にステッカーの糊跡。盤面は極表面の軽微なスレのみで問題ない状態。プレイは非常に静かな作品のため元々のプレスか経年の埃による致し方ない軽微なチリつき。
Brian Eno & David Byrne / My Life In The Bush Of Ghosts (UK EG ’81)
VG+/VG++ \ SOLD
ドラム、コンガ、エレキのカッティング、ベース、シンセ、エフェクト、ヴォイス等をフィーチュアし、東洋的なスパイスを効かせたエスニックでミニマリスティックなビートを繰り出す名高い一枚。マトリクス-1番です。B-1の曲名が”Qu’Ran”表記の初回プレスRare Original. ジャケはエッジの小シワ、エッジの軽いスレ、部分的な微かなイタミと汚れ。全体として軽いユーズド感程度で、特に目立った問題は有りません。盤はB面に若干の表面スレありますが、プレイは問題ありません。
Brian Eno / On Land (国内 EG '82)
EX/EX- \SOLD
彼のアンビエント期の作品の中でも、地中深くに蠢いているものの位相と生態系を提示しているかのような、静かな混沌と浮遊を孕んだ不穏なトーンに支配された作品。80年代中後期に輩出されたアンビエントノイズ系一群の先駆となったような作風で、それらに与えた影響の大きさを感じさせます。w)Insert. ジャケは白い裏面に軽い変色、右上1本シワ。盤は見た目美品ですが、経年の埃によると思われる軽いチリつき。


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C
Carl Weingarten & Walter Whitney / Dreaming In Colors (US Multiphase ’85)
EX/M- \ SOLD
Delay Tacticsのメンバー二人によるシンセデュオ。名作1st LP"Submergings"を始め、過去に傑出した作品を生み出してきたCarl名義のデュオとしては3作目にあたります。エコーする空間、心地よいエレクトロニクスのパルスによるドリーミーで質の高いコズミックアンビエントシンセサウンドは相変わらずです。 Rare Original. W)レーベルインサート

Claude Perraudin / Mutation 24 (FR RCA ’77)
VG/EX- \ SOLD
フランスのシンセシストによる(ライブラリー物を除いては)唯一のLP。各種スペイシーなアナログシンセ、女性コーラス、シーケンサーによるエレクトロベースのパルス、ギター、曲によってドラムを取り入れた映像的なシンセサウンドで聴かせます。Rare Original. ジャケは各辺、背、角それぞれのやや目立つスレと小シワ、色補正。下辺中央8cm程度ヌケ。下辺部幅広のクリアテープ貼。

Colin Offord / Empty Vessels (AU EMI Custom ’81)
VG/EX- \SOLD
ソロアルバムとしては1作目。ハンドメイドの笛やフルート、ヴォイス、その他管楽器、鐘のようなパーカッション、自然音等によるスポンタニアス、オーガニックなサウンドで、まるで舞踏の様にその場の自然に感応して、彼自身の内部から発せられるサウンドを書き留めた、ヒッピーのようなスピリチュアルな作品。Charlie Nothingの自主1stにも似た、音の隙間と隙間、音楽の持つ原初のプリミティヴな力に満ちた一枚。ジャケも一枚一枚白ジャケに水彩、クレヨン、スタンプで彩色した手作りのハンドメイドカバーで、その一気呵成の水墨画のような抽象性は作品の内容にもマッチします。4001 Bookにも●●●のレア度で紹介されていた一枚。オーストラリア自主プレス500枚限定ナンバー入ハンドメイドカバーRare Original. 白をベースにした手書きジャケは、全体に経年の若干の変色とやや細かいカビ。ジャケ真中近くに細いペンによる薄い書き込み。裏面はモノクロの貼り付け。盤は見た目良好です。プレイは経年の目に見えない埃か元々のプレスによる静かな部分の致し方ない程度の軽微なチリつき。勿論傾聴を乱すものではありません。
Conrad Schnitzler / Con (GE Paragon-EGG '78)
EX-/EX \ SOLD
行き交うエレクトロニクスのパルス、空間を跳ね回るシンセエフェクト、リズムボックス、ゴボゴボ泡を立て、弾けるエレクトロニクスの自在に遊び戯れる夢幻の世界..。ジャーマンミニマルエレクトロ永遠のマスターピース! 貴重なドイツオリジナル盤!国内盤やフランス盤は見ますが、ドイツ現地盤オリジナルは非常にレアです。Rare Original. ジャケはエッジに若干の細かいスレ、各角のスレ。
Conrad Schnitzler / Con (国内 King ’79)
EX/EX \SOLD
PROMO WHITE LABEL. 行き交うエレクトロニクスのパルス、空間を跳ね回るシンセエフェクト、リズムボックス、ゴボゴボ泡を立て、弾けるエレクトロニクスの自在に遊び戯れる夢幻の世界は最早エレクトロニクスの桃源郷としか言いようがありません。その絶妙なエレクトロニクストリートメントは心憎いばかりです。彼の多くの作品の中でも最も有名な、そしてGerman Trippy Minimal Electronics永遠の一枚。マスターピース!当時の国内サンプル盤。W)ライナー。
Conrad Schnitzler / Convex (GE CS '82)
VG+/VG+ \ 6.800
自主プレスによる彼のコレクターズアイテムの一つ。荒涼とした宇宙空間に上下するアナログシンセ、エレクトロニクスのパルス、エレクトロエフェクトがエコーするアブストラクトでコズミックなミニマルエレクトロを全編に亘って展開します。500枚自主プレスナンバー入りRare Original. ジャケは白いため経年による致し方ない若干のスレ、エッジ、角のスレ。下辺中央8cmヌケ。盤はA-1に薄いスパイダー状のスレ。その部分若干のチリつき。傾聴を乱すような目立つパチパチではありません。それ以外は見た目EXで良好です。プレイは前述の部分を除き元々のプレスか埃による軽いチリつき程度。
Conrad Schnitzler / Slow Motion (IT Sagittarius A-Star 2010年)
M-/EX \ SOLD
1972年の自主映画のために制作されたサウンドトラック音源を2枚組LP(一枚は片面のみ)として200枚限定で2010年にリリースしたもの。リズムボックスやシーケンサーによる心地よい浮遊ビートの上をエレクトロエフェクトやアナログシンセが行き来する、彼の他の諸作同様優れたTrippy Electro Experimentalを緩やかに繰り広げてくれる作品。
Cosmic Debris (US Non Compos ’80)
EX-/EX- \ SOLD
2枚のLPを残した伝説のUSスペースシンセロックユニットによる一枚目。箱型のモジュラーシンセ、ギター、フルート、リズムセクションによる心地よくトリップしたスペイシーなジャムを延々繰り広げます。タイプ的にはイタリアのSensation’s Fix, 中期のGongや初中期Hillageに共通の匂いを持ちながらも、アメリカのグループらしい佇まいとスケールの広がりの中に、フェイズシフトされた緩やかなシンセの波動、アナログエレクトロニクスの醍醐味に満ちたシンセやギターが宇宙を飛び交い、クールなトリップ感の中から次第に高みへと昇りつめます。これほどシンセを中心に臨場感に満ちたロングトリップのジャムに徹したアルバムも他に無いでしょう。トリップシンセ/スペースロックの聖典にしてマスターピース! US自主プレスRare Original. ジャケは上辺近くのシワ、下辺開口部より7cmのヌケ程度。In Shrinkで概ね良好な状態です。盤は数点の音に出ない細かいスレ程度で良好です。値下げしました!
CTI/Conspiracy International One(FR Rough Trade ’84)
(12EP) EX-/EX \ SOLD
80年代エレクトロビートの魔術師Chris&Cosyを中心とした3人組ユニットの初期作品45rpm3曲入り12EP。リズムマシン、シーケンサーのエレクトロビートのパルスを効かしたサウンドをベースに、ヴォイス、エフェクトによるややエスニックで催眠的なエフェクトがミックスされた、8分余に及ぶA面"Hammer House"、その絶妙なエレクトロニクスのトリートメントは流石で、本作のハイライト。ミドルテンポのリズムビートに霧の中をさ迷うようなエフェクトやヴォウイスが溶け合う、より沈み込むような味わいに満ちたB-1"Conquest", 不安と狂気に満ちたエレクトロトラックB-2"Crash"の3曲を収録。当時のアナログならではの豊かなサウンドの魅力も相俟って、エレクトロ系の堂々たるヴィンテージアイテムといえましょう。エレクトロビーツ派、テクノ系ファンにも聴いてみて欲しいオールドスクールクラッシック! 盤は綺麗なEXです。
Cybotron (AU Clear Light Of Jupiter ’76)
EX-/EX- \ SOLD
前年”Monster Planet”をリリースしたオーストラリアのシンセマスターSteve Maxwell Von BraundがGeoff Greenと組んだ伝説のシンセユニットによる1st。アープの2600, Korg 700を駆使し、エレクトロニックパーカッション、サックスを加え、リズミックなパーカッションサウンドに分厚いアナログエレクトロニクスが放電し空間を駆け巡る、エナジー溢れる彼らならではのサイファイなコズミックシンセ/スペースロックを存分に堪能させてくれる大充実の一枚。本作は、3年後にプレスされたシングルジャケのフランス盤でさえ近年見なくなってきましたが、ここに有るのはそれよりも遥かにレアなGF Coverの現地オーストラリア盤初回プレスRare Original. 盤は見た目綺麗なEXですが、プレイは静か目の部分で元々のプレスか経年の埃によると思われる若干のバックグラウンドのチリつき。


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D
David Behrman / On The Other Ocean (US Lovlely ’78)
VG+/EX- \ SOLD
モノトーンにレイヤードされたエレクトロニクス。そのなだらかに広がるドローン地平の上をフルートとバスーンがささやかに彩を添える、永遠に続くかに思われる涅槃金太郎飴ミュージックの極致!サイン波のようなエレクトロニクスドローンが信号の様にアウトプットし、かすれるようなチェロの響きがうねりを添えるB面も同様に薄っすらとした甘美さがひたすら続く究極のドローンミュージック。好きな人には堪らない大マスターピース!Rare Original. ジャケは上辺に沿った軽い変色と、中底部に若干細かいカビ。左上に軽いWear. 軽いユーズド感程度。盤は薄いスレのみで良好です。
David Cunningham / Grey Scale (UK Piano ’77)
VG++/EX \ SOLD
後にFlying Lizardsのブレインとして活躍する彼のソロLPにしてPianoレーベル1番。ピアノ、グロッケン、パーカッション、ヴァイオリン等ノアンサンブルをフィーチュアした、趣味的な実験ミニマルサウンドを聴かせます。全編優れますが、より趣味的な遊び心が強く感じられるA-ラストからB面前半が特に秀逸だと思います。Rare Original. ジャケは背に沿った極軽いヤケ。裏ジャケにテープを剥がしたシミ。(シミのみで破れは有りません。)ジャケ内側にテープ跡。見た目標準程度で特に問題ないと思います。盤は良好です。
Deuter / AUM (GE Kuckuck ’72)
VG++/EX- \ SOLD
彼の2nd。ジャーマンファンの間で何故か知名度こそ低いものの、内容的にはジャーマン実験トリップサイケフリークアウトの決定的名作。もしOhrやBrain辺りの有名レーベルからのリリースだったら今頃もっと有名なレコードになっていたでしょう。ジャケのイメージこそは3rd以降の彼のニューエイジな作風と間違えそうでややこしいですが、彼の1stと本作2ndだけは全ジャーマンファン及び実験トリップサイケ派は絶対に聴いておきたいところ。各種アコースティック楽器、パーカッション、シタール、エレクトロニクス、コラージュ、エフェクト、ヴォイス等を駆使し、宇宙の霊妙なジャングルを旅し、広大な宇宙空間を漂流する、幻覚のインナートリップワールドを次々繰り広げるそのサウンドは最も優れた時期のBrainticket級の極上のサウンド。 例えばA La Ping Pong, Luis Perez, Pepe Maina, 初期Popol Vuh, Moolah, Sensations Fix,初期Vytas, Ralph Lundsten, Code 3辺りが好きだったら問答無用でお薦めです。名盤。レコード番号は初回ではありませんが、本作の初回プレスを入手するのは困難を極めるので、まずこの2ndプレスで押えときましょう。ジャケットデザインは初回と全く同一です。
Deuter / Haleakala (GE Kuckuck '78)
EX/EX \ SOLD
初期のジャーマン魂に満ちた実験サイケデリアから脱して一気にアンビエント指向を強めた時期の作品。彼のクラシカルギターやチターのような弦楽器による清澄なソロやアンサンブルを中心に、曲によってヴォイス、エレクトロニクスの静謐なドローンも聴かせます。まだ後のNew Age的な甘さはここでは殆ど見られず、むしろしんとした静寂の中の張りつめた美しさと心を透明に浄化する静けさに全体が覆われた作品です。Rare Original. w)Inner.
Deuter / Ecstasy (GE Kuckuck '79)
EX-/EX \ SOLD
緩やかに空間を舞うシンセ、ドローン、アコースティックギター、波等のSEが心地よく交じり合い、光の向こう側の忘我へと誘う11分40秒に及ぶタイトルトラックを始め、水に反射する様な柔らかなミニマル小曲"Night Rain", シンセドローンの波の中をエレキギターの音色がLonerにポツポツ揺れる"Back To A Planet"を始め、緩やかなギターソロに至るまで、彼のこの時期を代表する作品。表面の質感はNew AgeやECM系の肌触りを持ちつつも、コズミックな志向や内面的な質感はやはりジャーマンならではでしょう。
Deuter / Cicada (GE Kuckck ’82)
VG+/VG+ \ 1.200
より自然回帰のニューエイジヒッピー指向を顕著に強めた作品。アコースティック楽器とエレクトロニクスのほど良いブレンド、エコー感に包まれた清澄なアンサンブルを聴かせるナンバーを中心に、静けさにこだまするメディテイティヴなナンバー、時にエレクトロニクスのパルス、スペーシーでフローティングなジャーマンコズミックシンセまでを交えて聴かせます。Original. ジャケは背に沿った部分の小シワと小キズ、エッジと角のスレ。右上角に殆ど目立たない微かなシミ。ジャケは総じて若干ユーズドな程度で特に目立った問題は有りません。盤はA面冒頭で3回パチパチ。B-2に最大幅1.5ミリのプレスミスマーク。その部分11回程度目立つパチパチ。それ以外は見た目表面の若干の軽いスレ程度でVG++レベル。プレイは時折の若干程度のチリつきと全体の軽いチリつき。
Detlef Potten / Atlas 1 (GE KOPF ’80)
M- \ SOLD
3枚のLPを自主で残したドイツのアーティストの内、最もミステリーな一枚。彼はもう一枚のソロアルバムと、グループ名義による作品が幻のアルバムとしてごく一部のフォークサイケファンに知られますが、この一枚だけは、アルバムの殆どが謎に満ちたExperimental Synth作で、ジャケすら存在しない自主盤。 針を下ろすとミニマリスティックなプリミティヴエレクトロ、次いではホワイトノイズのビートにやはりプリミティブなエレクトロニクス。その後も極めてプリミティヴでホームメイドな実験エレクトロニクスが続き、生まれたばかりの電子の原初のうめきにも似た、素朴なアナログエレクトロニクスサウンドのCrudeなまでにロウな醍醐味を存分に味わわせてくれる一枚。ドイツ自主プレスRare Original. 彼の他の作品が恐らく数十枚ずつの極小プレス盤であることを考えると、本作も恐らく数十枚プレスの可能性が高いでしょう。ごくわずかなデッドストック流出品のため、もう二度と見ないかもしれない希少盤。Seesselberg辺りよりもさらにその先にあるジャーマンシンセエレクトロニクス自主シーンの最深部を垣間見せる一枚とも言えましょう。またとない機会をお見逃しなく!
Dider Bocquet / Sequences (UK Pulse ’81)
VG++/M- \ SOLD
フランスの煌びやかで壮大なイメージのファンタジックなCosmic Synth. Rare Original. ジャケは辺部に若干の小シワ程度。


Didier Paquette / Le Souffle Noir (FR FLVM '81)
EX-/EX- \ SOLD
ミステリアスなシルクスクリーンのハンドメイドジャケに包まれたフランスのコズミックシンセ自主盤。分厚いアナログシンセを中心に飛び交う各種エレクトロエフェクト、シーケンサー、リズムボックス、ギター等をフィーチュアし、豊かな宇宙が息づく自主ならではの情趣に満ちたサイファイなコズミックシンセワールドを繰り広げる魅惑の一枚。とりわけA面の充実は特筆すべきでしょう。Stu Cisco / Amanita やOsidarta辺りが好きなファンは是非! (尚、蛇足ですが本作は昔ユーロディーラーによってシンフォプログレと喧伝されたため、いまだにプログレとして紹介されることがありますが、シンフォプログレではないのでお間違いないよう注意ください。) フランス自主プレスRare Original. w)Insert. (インサートはコピーっぽいですが、元々この形だったと思います。)盤はB-2の前半に小キズありますがプレイはほぼ問題ありません。それ以外は盤面非常に綺麗です。
Dionne & Bregent / …Et Le Troisieme Jour (Ca Capitol ‘76)
VG+/VG+ \ SOLD
ケベックのBregentのキーボーディストとVincent Dionneのデュオに依る2枚目。こちらはプログレファンに人気の一枚目とは趣を異にするCosmic Experimentalで、寧ろジャーマンやコズミック系ファンにこそ聴かれるべき内容です。A面はコズミックでミニマリスティックなシンセサウンド。A面ではガムランのリズムに飛び交うエレクトロニクス、キーボード、コーラスによるジャーマン系を思わせるA-3が秀逸。A面も優れますが、それ以上に際立った目覚ましい音を聴かせる本作のハイライトはやはりB面でしょう。Bisil Kirchinのようなな混沌とした重くうねるExperimentalサウンドが素晴らしいB-1, そしてエレクトロニクス、パーカッション、オルガン等が蠢く中から、重く引きずるようなキーボードがうねるラストのロングトラックと、ジャーマン系のようなカオティックなサウンド。このB面はこの手のサウンドではIgor Wakhevitch級の素晴らしい出来映えです。Original.w)Inner. ジャケは湿気によると思われる全体の軽いうねり。それ以外は全体の軽いスレ程度です。(Bit Wavy Cover.) 内袋は下部にテープ貼と両サイドにテープ跡。盤はB-1終わりからB-2冒頭にかけてのスパイダー状の細かいスリキズがその部分非常に静かなためややチリつきが目立ちます。それ以外は表面の極軽いスレ。プレイは主に埃によると思われる若干のチリつきが有ります。

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E
Earth Star/Atomkraft? Nein, Danke! (GE Sky ’81)
EX-/VG+ \ 1.500
彼らの2作目。アルバムの多くを占めるドイツらしいコズミックやミニマルなシンセナンバーも、充実の内容でジャーマンシンセファンを充分満足させる内容になっていると思いますが、より彼らの特色と持ち味が引き出されている以下のナンバーも注目したいところ。ピアノを中心に初期Roedeliusや中期Popol Vuhを思わせる美しい繊細な煌きとイマジネーションに満ちた7分半近くに及ぶA-1。ゆったりとレイヤードされたシンセの中でも屋のように緩やかにエレキが漂うA-3。小曲ながらシーケンスのエレクトロパルスが心地よいA-5...。コーティングカバーRare Original.(ジャケは全体の軽いスレ。盤は見た目表面上のスレがやや多く、見た目はVG+程度ですが、プレイは低レベルのチリつき程度でVG++。傾聴を乱すようなキズやノイズはなく、神経質に微細性にこだわる方でなければ問題ない状態だと思います。)
Earthstar / Humans Only (GE Sky ’82)
VG+/VG++ \ 4.500
彼らの忘れられたグレートな一枚。自主の1st(彼らは元々はアメリカのユニットで1stはアメリカの自主盤)から数えて通算4作目にしてラストアルバム。前作までは典型的なベルリンスクールスタイルのジャーマンコズミックシンセサウンドでしたが、本作では一転し、アシッドな浮遊感のエレキ、フルート、シンセ、パーカション、リズムセクション、自然音のコラージュを取り入れた美しくも揺らめく様なフルバンドスタイルのアンサンブルとコズミックなジャムでユートピア志向のスペースサイケデリアを聴かせてくれ、驚かされます。サウンドの傾向的にはSensations Fix辺りを思わせますがよりサウンドは夢見心地で、随所に見せるメルティングなミニマル感などInventionsやRosi辺りのAsh Ra Tempelファンにも受け入れられそうです。一方B面はOhr, Kosmische直系サウンド。B-1で見せるドープで歪んだスペースジャムはAndromeda All Stars期のRalph Lundstenばりで、ラストB-2の幻覚的なスペースジャムに至ってはもはやCosmic Jokersへのオマージュとしか言いようがありません。全編に亘って彼らの内的充実の漲るスペースロックの隠れたマスターピース!Rare Original. ジャケは辺部背の若干のスレと色補正、エッジの小シワ。軽いユーズド感のあるStrong VG+。盤は若干の表面のみの薄いスレ程度。
Eberhard Schoener / Meditation (GE Kuckuck ’73-’82)
VG+/M- \ 2.500
彼の73年作品の2ndプレス盤。彼の作品中でも最も実験色の強い一枚で、A面はエレクトロニクス、ヴォイス、弦により、ゆったり静かにうねるようなサイケデリックなミニマルドローンを延々聴かせます。NWWのあの3枚組Box “Soliloquy For…”に酷似した内容で、本作の方が当然リリースは古いので、あの作品のルーツはこれだったのかと...。よりゆったりとスペイシーなサウンドで文句なしの内容。B面は静寂の中に美しい金属的音響が空間的に近づき遠ざかるこれも金太郎飴状態の催眠的ドローンサウンドで、リバーブの残響音やエフェクトのそよぎが多分にコズミックなムードを醸し出すのはさすがにジャーマン物らしいです。こちらもミステリアスな美しさと静寂、緊張感に満ちた素晴らしい内容で、両面ともにじっくり聴かせてくれます。ドローン系ジャンキーやトリップ派はマスト! 盤面はピカピカですが、プレイは元々のプレスか埃によると思われる軽いチリつき。
Eberhard Shoener / Bali-Agung (GE Horzu ’76)
VG(+)/M- \ SOLD
静かに行き来するゆるやかなスローモーションの波、冷ややかな雫、静かな光やパルス、様々に融け合い、残像の軌跡を描く。宇宙に浮かぶ夢の浄化時間。悠久を浮遊するコズミックトリップ...。突如空間にガムランがオーバーラップする。そのエキゾティックなミニマルのパルスに、アコースティックギターのアルペジオ、ストリングスシンセの夢の波、アナログエレクトロニクスのパルスが混合し、夢見るようにミステリアスな宇宙の旅が続きます..。静かに瞬く無限の宇宙とバリの大地のサウンド幻想がスピリチュアルに混合した、どっぷり充実の一枚。目を瞑って、夜の静けさから果てしない宇宙へのひと時をどうぞ。(尚、小曲B-3を始め、数か所でBruce Ditmasを思わせるドラムやパーカッションとエレクトロ二クスによるシンセビーツナンバーも聴かれます。) Rare Original. ジャケは上辺中央すぐ下近くにペン先で付けたような若干目立つキズと小さなキレ。開口部右下に1cmの小さなキレ。それらの部分的なWearを除いてはジャケットは良好な状態です。
Edegar Froese/Macula Transfer (GE Brain ’76)
VG+/VG++ \ SOLD
ミニマリスティックなギターのカッティングがパルスを刻み、メロトロンが浮遊するA-1、エレクトロニクスのパルスにスペイシーなシンセ、アシッドなエレキが浮遊するA-2を始め、鼓動するパルスのリズム、ゆったりとした豊かな宇宙空間に甘美に溶け合い、広がり満ちるような、心地よい感覚的なサウンドを聴かせるジャーマンスペーストリップシンセ/ロックの代表作。鈍然たるシンセのみによる作風ではなく、様々な楽器とのジャムにより、彼のソロの中でも際立った作品に仕上げられています。初回Greenラベル コーティングGF Cover Rare Original。プレスを繰り返している作品ですが、初回ラベルのオリジナル盤は滅多に見ません。(ジャケは表裏共に開口部や背に沿った見た目非常に目立つラミネートの剥離あり。それ以外は全体の軽いヤケ程度。盤は見た目やや表面上の細かいスレが多いですが、プレイは時折の軽いチリつき程度で特に問題ありません。)
Emerald Web / Lights Of The Ivory Plains (US Fortuna '84)
VG++/EX \ 1.500
アメリカの男女シンセユニットによる、LPとしては恐らく2作目。アメリカらしい伸びやかさと透明感溢れるファンタジックなシンセサウンドで聴かせます。Original. ジャケは右上にLarge CC.


Fondation / Sans Etiquette カセットテープ (US Eurock ’80) Cassette Tape
EX-/EX- \ HOLD
MEVのLeave The City, そしてSpacecraftに次ぐYvan(Ivan) Coquette夫妻による3番目のプロジェクトグループによるカセット作品。朦朧としたモノトーンのアナログエレクトロニクス、緩やかなリズムビート、空間を行き来する様々なエレクトロエフェクトを駆使し、顕微鏡で覗き見るミクロのトリップワールドへ聴く者を招待する催眠ミニマルエレクトロのグレートな作品。Rare Original.
Franco Falsini / Naso Freddo (Cold Nose) (IT Polydor ’75)
EX-/EX- \ SOLD
Sensation’s Fixのメンバーのソロ。天空を流れる冷ややかな白玉シンセ、ミニマルなエレクトロニクスのパルス、ディレイに反射する柔らかなエレキのアルペジオ、ファズを用いて、有機的な宇宙の広がりの中で淡々と一人遊びをしているようなプライベートな情趣に満ちたCosmic Experimentalを聴かせてくれる素敵なる一枚。メジャーレーベルにもかかわらず宅録の様な音の質感、この時代ならではのザクザクした手触りと豊かなアナログ感が、この作品を鮮烈で生き生きしたものにします。全編優れた作品ですが、とりわけ印象深いのは21分近くに渡ってB面全てを費やした”Part 3”で、この曲は大きく分けて3部構成から成り、2部目辺りの後半~3部の天球のさざめきの様な静かな祈りにも似た美しさは特別なもので忘れられません。Rare Original. ジャケットは全体の微かな変色とカビ。盤面は見た目美品に近い綺麗な状態。プレイは元々のプレスか埃による軽いチリつき。
Frank Perry / New Atlantis (GE Celestial Harmony '83)
VG/EX- \SOLD
チベットのベル、ボウル、シンバル等のドローン、減衰による静寂な瞑想音響。特に20分余に渡って延々ドローン音響が続くB面"Rays Of Sunlight Touch the Healing Waters"はAlvin LucierやLa Monte級にミニマリスティック!ジャケは右上にステッカーを剥がすのに失敗した大きく目立つハガレ。裏ジャケ右上に大きめのステッカー貼り。前述の部分を除けばVG++~EX-程度の状態。盤はB面前半に小さなキズ。数回チリつく程度で殆ど問題ありません。それ以外は内袋による微かなマークと表面上の極軽いスレのみ。プレイもB面で埃によるものと思われる極軽いチリつきが時折認められる程度でほぼ良好です。


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H
Harald Grosskopf / Synthesist (GE Sky ’80)
M-/M- \ SOLD
心地よいビートを打ち出すドラム、シーケンサーのパルスによるエレクトロビート、浮遊するシンセエフェクト、厚いアナログシンセサウンドが宇宙空間の広がりに層をなす、ジャーマンコズミックシンセのマスターピース! 極上トリッピーシンセビートをオリジナルの豊かなサウンドで是非どうぞ!傑作シンセの多いSkyレーベルの中でもトップレベルの人気を誇る大人気盤。本作は86年にもレコード番号の異なる2ndプレスが存在しますが、これは初回043盤のオリジナルプレス。Rare 初回プレス美品Original.
Heldon / Un Reve Sans Consequence Speciale (FR Cobra ’76)
5th。それまでのミニマルな実験エレクトロサウンドから一気にスケールを広げ、豊穣なエナジーと混沌、インダストリアルなパーカッションとドラムのリズムビートが嵐のように一体化し、溶鉱炉のような高い熱量の中で恍惚としたフリーキーなジャムを繰り広げる彼ら中期の傑作。彼らの作品中最もプリミティヴでエナジック、カオティックでワイルドな情動に突き動かされる、彼らの作風の変遷の中でも重要なターニングポイントとなる一枚です。本作での手法は洗練彫琢され、より劇的な形で名作”Stand By”へと完成されます。状態良好Rare Original. (ラベルは年号誤表記の初回ラベル。ジャケは裏にCarrere表記の2回目です。このジャケとラベルのヴァリエーションは初期2ndプレスとなります。)
EX/EX \ 4.800
Hiroshi Yoshimura / Mori No Yoake (JP Shiseido-Air '84)
VG+/EX- \ SOLD
黄色っぽい透明の特製プラスティックカバーに収められたPromo Only LP。自然音、シンセ、エレピ、エフェクトによる美しくファンタジックなアンビエント作品。ゆったりと心地よいサウンドに癒されます。White Wax Rare Original. w)Small Insert. ジャケは下辺部中央1/3程度ヌケ。上辺部7cm程度ヌケ。全体の軽いスレ。盤は見た目綺麗ですが、恐らく誇りやカビによる所々のチリつきがあります。勿論傾聴を乱すようなノイズは有りません。
Hubert S. How Jr他 / Improvisation On The Overtone Series他(US Opus One ’77)
EX-/EX \ SOLD
3人の作家による作品集。特筆すべきはA面全てを費やしたHubert S.How Jrの甘美な催眠ドローンミニマルElectro Experimentalトラックで、延々緩やかにもやもやトリップしています。 ジャケは裏ジャケ左下角に薄いシミ。盤は内袋による軽いペーパーマークのみ。
Hydravion (FR Cobra ’77)
EX-/EX \ SOLD
PoleのPhilippe Besombesによるもう一つのプロジェクトの一枚目。彼の操る数々のアナログシンセ群を中心にドラム、ベース、ギターを取り入れた編成。ドラムのビートを効かせたSci Fi コズミックシンセロックを聴かせるナンバーから、Heldon, OSEを思わせるシーケンサーのパルスにエレキが絡みつくナンバー、煌びやかなシンセロックを聴かせるナンバー、スペイシーなドローンシンセ等聴かせます。Poleを陰とすればこちらは陽のサウンドでしょうか。 Nice LP! コーティングカバーOriginal.

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I

Idea Fire Company / The Fourth Dimension Is Money (US Swill Radio '97)
EX-/EX- \ SOLD
XX Committee, Anschlussのメンバーとして実験的な作品をリリースしてきたScott Foustを中心としたグループの2作目にして2枚組。'92-'94の間に録音された物をLP化したもの。自然音、アイリッシュハープ、パーカッション、ベースによる淡々と沈滞したミニマリスティックな催眠フリーミュージック、パーカッション、エレクトロニクスによるスペイシーなジャム、鳥の鳴き声と笛による霊妙なサウンド、スペイシーなアナログシンセとエレクトロニクスによる宇宙の透明な気流のような涅槃のドリームウェーヴミュージック、何れもがゆったりとした佇まいの、心地よさと奇妙さが絶妙にブレンドされた、アンビエントな趣もある沈思したエクスペリメンタルでじっくり心ゆくまで聴かせてくれます。名品にして推薦盤! 1000枚限定Paste On Cover Rare Original. w)Booklet.
Ingram Marshall / Fog Tropes (US New Albion '84)
EX-/EX- \ SOLD
エコー空間の広がりの中に、エレクトロニクス、ピアノ、ガンブーフルート、マンドリン、ヴォイス等の連なりとアンサンブルが雲が行き来するように通り過ぎてゆく、同レーベル初期を代表するAmbient Electro Experimentalの名品。時に清澄でミステリアスな美しさ、空に揺れる透明なカーテンのような光の移り変わり、モノクロームの朧げな催眠性を織り交ぜながら、終始広大な空間の広がりと重層的な深度を湛えたサウンドで、聴く者を静かに夢見るような感覚世界に心ゆくまで浸らせてくれます。推薦盤! Rare Original. 盤は見た目綺麗なEX。プレイは非常に静かな作品のため経年の目に見えない埃によると思われる軽微なチリつき。
Iviron (GE Silent Sun ’81) 45rpm LP
EX-/M- \ SOLD
アコギ、フルート、サックス、タブラ、ハンドドラム、スキャット、弦、リズムセクション等をフィーチュアし、ミステリアスでイマジネイティヴ、透明感に溢れたスピリチュアルでクリエイティヴなジャムからジャジーなナンバーまでを繰り広げる素敵な一枚。例えばB-2なんかはフォークサイケサウンドが彼らのオーガニックなジャムサウンドと自然に結びついたようなナンバーで、それに続くB-3,4の緩やかでいながら感情の繊細な発露の様なアンサンブルは彼らがニューエイジ時代のヒッピーであることを窺わせます。Steve Tibbetts, Tri Atma, Kanguru辺りが好きな方に是非聴いてみて欲しい作品。Rare Original. 尚、本作は45rpmですが、8曲収録、トータルの収録時間も35分近くあるので、実質的にフルアルバムと言ってよいでしょう。

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J
Jan Hammer / The First Seven Days (国内 Atlantic Promo '75)
VG+/EX \ SOLD
オーバーハイム、ムーグをたっぷりフィーチュアした分厚いアナログシンセサウンドを全編楽しめる一枚。国内盤ではありますが、音質抜群のプロモ白ラベル盤。後半ドラムをフィーチュアしたA-1, ハンドドラムとシンセのコンビネーションがクールな前半から後半ジャングリーなパーカッションが乱れ打つファンキーなB-1"Animals"など、シンセビーツ派にも聴き所が。一方メロトロンも随所にフィーチュアし、プログレッシヴな側面も覗かせます。ジャケは辺部に沿って若干のスレ。右上ステッカーを剥がした跡によるスレ。


Jesus Weekend / Rudra No Namida (日本 SJW-923 2001年) カセットテープ
オルガン、シンセ等のキーボード、パーカッション、ヴォイス、エレクトロニクス、エフェクト等をフィーチュアした、コズミックなアンビエント作品。一聴後すぐに、日本の自主でこれだけの内容とスケールの作品が聴けるなんて、と驚きが広がります。作風的にも80年代~現在に多く見られるいわゆるアンビエント、ニューエイジや、箱庭的ファンタジーでなく、むしろ例えばAriel Kalmaの1st、70年代初中期Ralph Lundsten, 初期Michael Sterns, Roedelius, Craig Kupkaにも通じるようなムードを持ちながら、更に茫漠とした悠久の広がりの中に、60年代サイケデリック映像の様な妖しさ、40~50年前にタイムトリップしたような佇まい、ピースフルなムードと素朴な美しさを秘め、内側のもう一つの地球と宇宙に静かに息づく軌跡と波紋の夢の綴れ織りを見せてくれます。その内的なスピリチュアルさとサイケデリックさでは、感覚的なスロートリップの究極にして地球の普遍的な営みを告げるKraftwerkの名曲Ananas Symphonieにさえ肉薄するかも知れません。このクオリティーで何故テープのみのリリース(!)とさえ思ってしまう、とても素敵な作品。
NEW \SOLD

本作に限り送料は定形外簡易書留付で+460円です。(1300 + 460 = 1769円)
本作の詳細なレビューについてはARCHIVESの項をクリックしてご覧ください。


John Murtaugh / Blues Current (US Polydor '70)
VG+/EX \ 2.000
当時の数多いムーグ物の中でも、Jazz Funk調のグル―ヴィーなサウンドと変化に富んだアレンジ、自在に変化する分厚いムーグサウンドがマッチした、魅力溢れる充実の一枚。ムーグ系エレクトロ/シンセファンからDJ系を始めとするビーツ派までお薦めします。Rare Original. ジャケは全体、辺部、角の若干のスレ。左上Saw Cut. 下辺中央8cmのヌケ。全体として若干のユーズド感程度で特に問題ありません。盤は軽い埃程度でプレイも良好です。
Jonathan (GE AAR ’78)
EX/EX \ SOLD
シンセとドラムの二人組によるジャーマンコズミックシンセユニット唯一の作品。仏のHydravion辺りを思わせるサイファイで豊かなSpace Synth RockサウンドのA-1, B-2、前半トリップしたチルアウトエレクトロニクスが絶妙なA-2, 心地よいミニマルエレクトロニクス、A-4、少しHeldon風のElectro Space Rock B-1,を始め、時にJazz Rockナンバーも交えながら、ドイツのシンセグループとしては意外なほどに伸びやかさを湛えた充実のサウンドで魅力的に聴かせます。Nice LP! Rare Original. ジャケ、盤共に良好なEXです。
Jon Gibson / Two Solo Pieces (US Chatham Square '77)
EX/EX \ SOLD
A面は延々とパイプオルガンと残響による静謐なミニマルドローンが次第に層をなしていく金太郎飴ミュージックの極致。B面はアルトフルートと残響によるシンプルな中に味わいに満ちたミニマルミュージック。In Shrink 美品Rare Original. 盤は内袋による極微のスレのみ。プレイは埃かプレスによる軽微なチリつき。

Jon Hassell / Vernal Equinox (US Lovely ’77)
VG+/EX \ SOLD
エレクトロニクス、電子変調したトランペット、波音、ハンドパーカッション、エレピ等によるミニマリスティックで心地よい音のさざめきに揺られる朦朧とした浮遊Experimentalの名品。David RosenboomやNana Vasconcelosも参加しています。ジャケは背と上辺に若干のWear。 Rare Original. 値下げしました!

Jon Hassell / Earthquake Island (US Tomato '78)
VG+/EX- \ SOLD
大傑作"Vernal Equinox"に次ぐ78年作品。今回はNana Vasconcelos, Miroslav Vitous, Dom Um Romao等のメンバーを迎え、彼のトランペットとシンセ、ディレイを多用したオリエンタルで浮遊感溢れる豊かなサウンドはそのままに、よりフレキシブルなJazz Rock調を加え、多数のパーカッションのリズムが乱れ舞い、より濃密な密林トリップサウンドに心ゆくまで浸れる至福の作品。その極上の心地よさ、言うまでもなく一家に一枚マスターピースです。GF Cover Rare Original. w)Company Sleeve. ジャケは上辺下辺、背、角にそれぞれやや目立つスレ程度。右下Saw Cut.

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K
Kanguru / Dreaming (AUS Larrikin ’80)
EX-/VG+ \ SOLD
オーガニックなエスノトリップジャム系無上の名品。オーストラリアのヒッピーグループによる唯一のアルバムです。サロード、ヴィオラ、タブラ、フルート、ハンドパーカッション等をフィーチュアし、心地よくリラックスしたオーガニックで東洋的なアンサンブルを繰り広げます。全体が清澄なピースフルなマインドに満ち、ゆったりと空間的な隙間を残しながらスピリチュアルなジャムを軽やかに繰り広げます。 作品の殆どがインストですが、男女VoをフィーチュアしたA-2後半のハイトアシュベリーにフラッシュバックしたようなハッとするようなリアルさは彼らのルーツが真にヒッピーであることをを窺わせ、尚更堪りません。作品全体を通して軽やかでいながら凛とした美しい煌めきと、聴き手の琴線に静かなさざ波を立てる肌理細やかで繊細なラーガサウンドの蒼い情熱は聴く者を心地よく刺激し続け、異国の時空へとトリップさせてくれます。スピリチュアルなオーガニック系ベストの一枚。大推薦盤!初回プレスは1976年の自主盤で2001 Bookにも掲載されている幻の作品。ここに有るのはその4年後のLarrikinからの2ndプレス。ジャケはオリジナルと同一デザインです。この2ndプレスもレアで入手困難です。盤はA面は軽い曇り。プレイは殆ど問題ありません。B面は見た目全体の曇りが目立ち、見た目はVGに近いですが、プレイはVG+以上。プレイはB-1の静かな部分で軽いチリつき、B-2は軽いサーフェスノイズがあります。傾聴を乱すような目立ったノイズは有りません。美再生に神経質にこだわる方でなければ大丈夫でしょう。
Keith Slane / Star Captain (US Aural Explorer ’79)
EX-/EX- \ 4.800
Heldonやジャーマン系の作品のUS盤をリリースしてきた同レーベルの、恐らく?唯一のオリジナル作品。いかにもSF的なエレクトロサウンドとアメリカらしい心地よく伸びやかなスペースミュージックがミックスされた作風で、ドラムやパーカッション、ギター等も取り入れ、エレクトロエフェクトがなされた軽やかでソフトな中のCosmic Synth/Space Rockサウンドの味わいはジャーマン系とは全く異なり、サイケの国アメリカならではの薄明るい絶妙な味わいが堪りません。この味わいは意外に有りそうでないラインかも。。Rare Original. (盤は見た目は表面上の薄いスレのみですが、場所によって恐らく埃かプレスによると思われる軽いチリつきあり。)
Klaus Schulze/Dune (GE Brain ’79)
VG++/VG \ 1.800
スペイシーな銀ジャケに包まれた一枚。A面は2001年宇宙の旅のようなミステリアスで霊妙なサウンドから分厚いアナログシンセのドローンとヴァイオリンによるフローティングなサウンドへ移行するロングトラック。B面はMoondawnやBody Loveを思わせるようなパーカッションとエレクトロのパルスの上をスペイシーなサウンドが舞う心地よいトラックで流石に充実の内容を誇ります。初回Orange Label Original. W)内袋。盤は見た目細かいスリキズがかなり全体に目立つ状態。深いキズはありませんが、特に静かなA面ではチリつきがやや気になります。

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L
Langsomt Mot Nord / Westrveg (NOR-Ho CBS ’88)
EX-/EX- \ 2.500
ノルウェーのシンセユニットによる2作目。リズムマシンとシーケンサーでシンセビートを効かせ、クラシカルやトラディショナルなメロディーを取り入れたナンバーから、生楽器を取り入れたミニマルなチェンバー、シンセと生楽器の融合によるアンサンブルと様々なスタイルをミックスし、華やかで切れの良いシンセサウンドで聴かせます。 W)Inner Sleeve. 盤は表面全体の軽微なスレ。

Liliental (GE Brain ’78)
EX-/M- \ SOLD
Moebius(cluster), Conny Plank, Okko Bekker, Asmusu Tietchens等のメンバーが集結したジャーマンスーパーエレクトロチーム唯一の作品。エレクトロニクスのパルス、なだらかにレイヤードされたシンセドローン、エレクトロエフェクト、コーラス、リズムボックス、その他生楽器等による、淡々とシュールな佇まいの中に奇妙な淵を覗かせる、やや瞑想的で肌理細やかなテクスチュアの中にゆるやかで不思議な味わいに満ちた一枚。B面に至っては朝もやのような清澄な美しさ、繊細さと豊かな香気が溢れ、静かで緩やかな流れが聴く者を静かに満たしてゆきます。生楽器とシンセ、エレクトロエフェクトとのブレンド具合も素晴らしく、アンビエントシンセ系ファンにも聴かれ再評価されるべき、絶妙な味わいの名品。コーティングカバー初回Orange Label 状態良好Rare Original.


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M
Manuel Gottsching / E2-E4 (国内-FR Spalax-Disc Union ’95 RE 再発)
EX/EX \ SOLD
延々と続くリズムボックスとエレクトロニクスのパルス、心地よいダンスビート、コズミックにレイヤードされたシンセがさざ波のように打ち寄せ、無限の宇宙の彼方へトリップするアンビエントテクノ/コズミックミニマルシンセの言うまでもなく大定盤! 95年の再発盤。オリジナルは84年リリース。

Marek Bilinski/Ogrod Krola Switu (Wifon ’83)
VG+/EX \ SOLD
東欧シンセ奏者による作品。 リズムボックスと軽やかなエレクトロビートを強調した小気味良いミドルテンポのA-1,3, B-1はややメロディアスながら際立ったトラック。それ以外はよりコズミックなシンセトラックで聴かせる作品。ジャケは右上に2.5 x1.2cmサイズのハガレ。辺部の軽いスレと小シワ。


Marc Barreca / Twilight (US Palace Of Lights ’80)
SS \ SOLD
ゆったりとしたメトロノームのようなリズムを刻むカリンバに冷ややかなシンセが減衰するシュールなミニマルエレクトロニクスチューンで幕を開け、中後期クラスターを思わせるシーケンサーのエレクトロパルスにウィンドチャイムやエレクトロエフェクトが繊細に絡むA-2, 初期クラフトワークを思わせる融けていくように空気を変える緩やかなギターのたゆといと薄明に満ちた催眠アシッドモワレサウンドが素晴らしいA-3, 緩やかなミニマリズムに満ちた霊妙なコズミックシンセA-4, Ariel Kalmaのような穏やかなドローンサウンドが素晴らしいA-5, Curiosm辺りのClusterを思わせるエレクトロビートを聴かせるA-6, 緩やかなドローンの中に静かな音がさざめきあうA-7と、これは本当に素晴らしい一枚。表面的にはややAmbient系を思わせる静寂感を持ちつつも、そのサウンドの震えるような繊細さ、センスの凄さは群を抜く一枚。これだけひそやかで、プライベート、ホームメイドな雰囲気を持ち、緩やかで催眠的なタイム感のサイケデリックな味わい、感覚的なサウンドを持つ一枚は有りそうでないでしょう。推薦盤。尚、本作はジャケットがほぼ同一で番号の異なる2種のプレスが存在します。ここに有るのは明確には1年後の2ndプレス。 シールド未開封品!
Mark Shreeve/Thought Of War (Nor Uniton ’81)
EX/M- \SOLD
ノルウェーのマイナーレーベルからリリースされた一枚目。エレクトロニクスのパルス、飛び交うエレクトロエフェクト、空間を流れ行くアナログシンセが一体となって、有機的に息づく宇宙空間を現出した、シンセイズムに横溢したピュア・コズミックシンセの名作。Rare Original. 状態良好です。


Michael Bundt / Electri City (JP Nexus '83)
VG+/M- \SOLD
PROMO Label Rare Japanese Pressing. オリジナルはドイツで80年リリース。その3年後の83年にリリースされた当時の国内盤。言うまでも無くGerman Cosmic Synth/Electro Beatsの鉄板ですね!エレクトロニクスのビート、ホワイトノイズのパルス、分厚く唸る各種アナログシンセ、電子ゲームの如く飛び交うエレクトロエフェクト、コラージュ等を駆使し、エキセントリックなElectroナンバーから冷ややかなエレクトロビートが心地よいナンバーまで、アナログエレクトロニクスのカラフルながらくた箱をひっくり返したようなサウンドで楽しませてくれるシンセ冥利に尽きる一枚。King系の国内盤ですがプロモ盤なので音質もバッチリです。オリジナルは高価で入手困難、この国内盤でさえ現在見つけることが難しくなっているのでこの機会にぜひどうぞ!w)Insert. ジャケは全体に若干のカビによる軽い変色。
Michael Garrison / Point Of Impact (US Windspell ’83) 
VG+/EX- \ 4.800
質の高いシンセ作品をリリースし続けてきた彼の4作目。心地よいエレクトロニクスのパルスのミニマリズム、豊かなアナログシンセの波が穏やかにウェーヴする、緩やかなトリップ感と味わいに満ちたコズミックシンセの古典。インスト中心ながら時に女性Voをフィーチュアしたナンバーも他のナンバー同様ひたひた加減が絶妙で、作品に花を添えます。全編に亘って音色やテンポのトーンが似ているため、一聴目はさほど変哲が無いような気もしますが、そこが実は本作のマジックで、数回聴き返していくと、実は全編に亘って甘美なトリップ感に覆われた作品ということに気付きます。流石の味わいに満ちた一枚。尚、彼の他のLPはAriolaレーベルと契約し、ドイツを始め数か国でリリースされてきましたが、本作に限ってはアメリカ本国の彼自身の自主レーベルから500枚限定でリリースされたのみで、彼のLP中最も入手困難でレアな一枚となります。GF Cover US自主プレスRare Original. ジャケは全体とエッジのスレで、ややユーズド感の強い状態。弱めのVG+。盤は表面の軽いスレ程度で概ね良好です。
Michael Gregory Jackson / Clarity (US Bija ’77)
EX-/EX- \ SOLD
彼のアコースティックギターと時にヴォーカル、それにOliver Lake, David Murray, Leo Smithのサックスやフルートが深閑と花を添え、ひっそりとした繊細なアンサンブルが辺りを一層静かにしていく。そのサウンドは奇妙な色彩のスパイスを絶妙にブレンドさせながら、プライベートで夢見るように密やかなチェンバーアヴァンポップの点描スケッチを繰り広げていく。スピリチュアルジャズにも本作のように一般のスピリチュアルジャズとかけ離れた、極めてプライベートな感性による美しく奇妙な作品が存在することを知らせてくれます。優れた作品、美しい作品にジャンルは関係ないということでしょう。感覚的な真の意味でのスピリチュアルな作品。そのサウンドはスピリチュアルチェンバーフォークジャズとも言うべきでしょう。シンプルに研ぎ澄まされた美しい音のさざめき、繊細な色の交わり合いの妙を心ゆくまでどうぞ! プライベートなアヴァンポップが好きな方にも是非聴いてみて欲しい作品。Rare Original. ジャケは下辺のスレ。裏にボールペンでネームの書き込み。盤は主に内袋による表面上の細かいスレ程度。
Michel Deneuve / Seize Nouvelles D'Ailleurs (FR Sysmo '83)
EX-/EX \ SOLD
ジャケットにも写っているBachetの音響彫刻を使用した作品ですが、その音楽は今までのBachetの音響彫刻作品の響きともサウンドを異にし、独自の遥かな夢の空間をそこに現出してくれます。まるでGlass OrchestraやHarry Bertoiaを思わせるアブストラクトでゆったりとしたサウンドが地平の彼方で霊妙な霧や雲のように立ち上がっては通り過ぎ、静寂の中に朦朧と響き渡ります。それに加え、残響する空間の中に淡々と抑制されたガムラン音楽のようなミニマルなパーカッションの小曲、空間的な間とリズムを取り入れたナンバー等も作品のムードそのままに等しく優れた出来で、全曲が極めて充実した名品。このグレートな一枚を是非お見逃しなく!コーティングカバーRare Original. ジャケは極軽いスレ程度。上辺中央極微のヒビ。良好です。盤面はほぼM-といって言い美品ですが、静謐な作品のため、元々のプレスか埃による極軽いチリつきがB面で感じられます。
Michael Stearns / Ancient Leaves (Infinite Fog RE 再発)
1st LP。深い宇宙空間をスローモーションでゆったり豊かにうねるシンセ、ミステリアスな男女コーラス、光の飛沫と煌めき、様々な映像が浮かんでは消え、聴く者を深いトリップへと誘います。 ミステリアスでサイファイ、スピリチュアルなStoned Cosmic Electro/Ambientの名品。オリジナルは1977年リリース。2019年の正規再発盤。


EX/M- SOLD
Michael Stearns / Chronos (US Sonic Atomospheres 80s)
VG++/EX \ 2.500
LP作品としては彼の5作目。瞑想的なCosmic Synthサウンドで聴かせます。 w)Inner. Rare Original. ジャケは上辺下辺の部分的な軽いスレ。上部の軽いシワ。下部の薄いスリキズ程度。

Michael Vetter / Overtones (GE Wergo ’83)
EX-/EX- \ SOLD
タンブーラ(弦楽器)とヴォイスの特殊奏法(ホーミー的な)による延々とミニマリスティックで穏やかな広がりに満ちた2枚組。その清澄にして低く深く響き渡るドローン状の催眠ヴォイスミュージックは次第に麻薬的ともいえる呪縛力を秘め、解き放たれた世界へと静かに聴き手をトリップさせてくれます。ちょうどPandit PranathとCatch Waveの中間にあるようなサウンドともいえるし、佐藤聡明の”Mandara”も想起させます。延々2枚組に渡って彼ならではの金太郎飴的サウンドに浸れるGreatな作品。コーティングGF Cover 2LP Rare Original. ジャケは辺部に軽いスレと小シワ。
Michel Moulinie / Chrysalide (FR Crypto ’78)
VG++/EX \ SOLD
アコースティックギターのアルペジオ、ベース、コズミックなエフェクト、エレキギターのアンサンブルによる独自のプライベートな感覚に彩られた作品。さしずめSteve Tibbettsのゆったりした部分にGongやHillageのコズミックなトリップ部分だけをミックスしたような夜の天球の音楽。特にB面のどっぷりとコズミックなチルアウト具合はやばいです。光に満ちた豊かな宇宙の息づき。オーロラ、揺れる光の波動、宇宙遊泳をするようにスローモーションで光のトンネルを通り過ぎ、押しては寄せるさざ波に揺られるひととき..。緩やかなアルペジオのパルスの中に聞こえくる霊妙な天球の音楽..。メキシコのEblenMacari同様、宇宙に憑かれたアストロロジストの夢見る密やかなLoner Music。極上の夢のひと時をどうぞ。 Rare Original. ジャケットは上辺部近くに数点の小キズ、辺部と角の軽いスレ。
Michel Ripoche, Andre Demay / Contes Musicaux (CA Atlantic '77)
EX-/EX \ SOLD
フランスのZooのヴァイオリニストを中心にギター、ハンドパーカッション、タブラのトリオ編成でエスニックでオーガニックなアンサンブルを繰り広げる作品。正にその手のNew Age Jazzやオーガニックグルーブのファンにお薦めします。当時のカナダ盤プレス。写真とインサートを封入したプロモキット付。w)PROMO KIT!! ジャケは上部の小シワ程度。盤は非常に綺麗なEX。
Miguel A. Noya / Gran Sabana (VEN Private ’84)
EX-/EX \ SOLD
ヴェネズエラのシンセアーティストによる当時唯一のLPリリース作品。分厚いアナログシンセ、リズムマシン、シーケンサーのエレクトロビートをフィーチュアし、アナログの豊かさに満ちたコズミックミニマルシンセサウンドを繰り広げます。夏の星空を見上げる様な穏やかさと豊かな暖かみ溢れる空気感は南米ならではで、ドイツやヨーロッパのダークで孤独感に満ちた内向性とは対照的。その南米ならではのムードが本作の大きな魅力となります。中でも特筆すべきはB面しょう。ゆったりしたリズムマシンとエレクトロニクスのビートにシンセサイザーのパノラマが広がり、シンセエフェクトが時折彗星のように尾を引く、豊かなスケールに満ちたB-1 “En Las Vertientes”, そしてB面の大半を占める本作最大のハイライトにしてタイトルトラックB-2。シーケンサーのパルスを軸に、様々なエレクトロエフェクトが様々な速度で絡み通過してゆき、鼓動の様に残されたビートは宇宙に南米のジャングルのような、生命のざわめきと息づきを映し出します。自主プレスRare Original. ジャケットは上下の軽いスレ、エッジの軽いスレと軽微な汚れ。当時の一般的な中古盤程度の状態で特に目立った問題は有りません。盤は見た目非常に綺麗ですが元々のプレスか埃による軽微なチリつき。
Mind Over Matter / The Colour Of Life (GE IC ’88)
M-/M- \ SOLD
ICレーベルからのリリース作品。スペイシーで穏やかなアナログシンセ群を中心にしつつも、アコースティックギターやエレキ、ハンドパーカッション、ピアノ、シタール、リコーダー等もフィーチュアし、ディープで緩やかなスペースシンセサウンドの波に、アンビエントでチルアウトなECM系サウンドをミックスしたような極めて良質の内容で、ロングトラック中心にじっくり聴かせてくれます。ゆったりと目をつぶって心地よいサウンドに癒されたい作品。In Shrink美品Original. w)Company Sleeve.
Moebius & Beerbohm / Strange Music (GE Sky ’82)
EX-/EX \ SOLD
ClusterのDieter MoebiusがBeerbohmと組んだユニットの1作目。ドラムやリズムボックスのビート、或いはミニマリスティックで機械的なエレクトロニクスのパターンに、エフェクトをかけられたシンセが混沌と上下し、工業的な退廃と沈滞の中にタイトル通りストレンジなテイストが浮かび上がる彼らの意欲作にしてグレートな一枚。コーティングカバーRare Original. ジャケは極微のスレのみ。綺麗です。盤も微かなスレのみで非常に綺麗です。


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N
Newtone Experience / Melampyre (FR AKN '80)
EX/EX- \ SOLD
自身の自主レーベルに移ってからの2作目にして通算3作目。123レーベルの1stの頃はフリージャズの中から淡々と緩やかでサイケデリックなジャムを紡ぎ出し、フランスならではのシュールで繊細な味わいに溢れたサウンドに醍醐味がありましたが、本作ではそうした未分化の味わいとは全く趣を異にし、当初から彼らが微かに指向を見せていたインド音楽への傾倒がいよいよ本格化した作品。アコースティックギター2本とタブラという不思議なトリオ編成で、エスニックかつオーガニックなジャムの妙味をロングトラックで存分に味わわせてくれます。(ある意味この編成でこのスタイルは異色でしょう!)依然としてそのサウンドの佇まい、テンポ、アンサンブルの隙間は彼らならではの味わいが有ります。コーティングカバーRare Original. ジャケ裏とラベルにスタンプ。盤は極表面の若干の軽いスレ程度。
Nik Tyndall / Sounds Of Silence (GE Sky ’88)
EX-/EX \ SOLD
Tyndallのメンバーによるソロアルバム。Tyndall時代とは作風を変え、Dream WavingなNew Age Cosmic Synthサウンドで聴かせる作品。盤面綺麗ですが、静かな作品のため、プレイは時折軽いチリつき。

No Human (GE X ’82)
EX-/EX \ SOLD
あのExplorerと同じプロダクションの作品。Explorer時代のTony Careyが残した数枚のレア盤のうちの一つ。シーケンサーのエレクトロビート、リズムボックス、各種シンセ、ヴォコーダー、ドラム、ギターによるコズミックなElectro Beatサウンドを全編聴かせてくれる作品。勿論Italo Synthやバルデリ系ファンも要チェックの一枚。Rare Original. (ジャケは辺部の部分的な軽いスレ程度。)

La Nuova Era (It Private ’84)
EX/EX \ SOLD
5001 Bookでも紹介されたオブスキュアなイタリアの自主盤にして彼ら唯一の作品。(あの80年代後期の有名なプログレグループとは全く関係ありません。) シンセ、ピアノ、アコギ、ベース、女性ヴォーカル、パーカッション、リコーダー等をフィーチュアし、山の上から聞こえくるような素朴な美しさに満ちた瑞々しい清涼感溢れるアンサンブルと、静かに天球を夢見る様なコズミックシンセサウンドがブレンドされた詩的でイマジネイティヴな一枚。一般にはプログレ作品と思われてますが、所謂プログレを指向した作品ではありません。Pepe Maina、Nascita Della Sfela、Arturo Stalteri、Roberto Musciほどの奇想実験性はないものの、その辺りと共通するプライベートでコズミックな匂いを持ちつつ、清澄なアンサンブルの味わいとコズミックさのブレンドが光る、本作独自の甘美で同時に新鮮な魅力溢れる作品に仕上がっています。結構アコースティックギターとシンセのコンビネーションも多いので、随所にメキシコのEblen Macariを思わせる感じも有り、メキシコやブラジルのプライベートで感覚的な作品を聴いている雰囲気に近い部分も有ります。特にA-2~3、A-5, B-1辺りは特にその傾向が強く秀逸なナンバー。B-2の天球に向かっていくようなエレクトロミニマリズムも素敵です。センスの良いプライベートなアンビエント系が好きな方も是非! GF Coverイタリア自主プレス状態良好Rare Original. 盤は表面の極薄いスレのみで非常に綺麗ですが、元々自主盤でプレスが悪いため、本作に共通する致し方ない軽いチリチリと時折のチリつきが有ります。


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O
Ojas / The Seven Levels Of Man (US Private '78)
EX/EX \ SOLD
アメリカのコズミックシンセ自主盤。片面1曲ずつで、アナログシンセやシーケンサーによるエレクトロリズム、エレクトロエフェクト等によるコズミックシンセサウンドを基調としつつも、随所に清澄なアコースティック楽器のアンサンブルを挟むことにより、単調ではない、美しく完成されたコズミックミュージック作品に仕上げられた充実の一枚。In Shrink Rare Original. ジャケ、盤共に綺麗です。自主盤のため、プレイは静かな部分で部分的にごく軽いチリつきあり。

Orchestra Of The Eighth Day / Music For The End (US Flying Fish ’82)
VG++/EX- \SOLD
ポーランドのマルチインストゥルメンタルデュオによる1作目。チターにも似た楽器”Fidora By Fishers”(弓を使っても弾く)を始め、緩やかにレイヤードされ空間に雲のように浮かぶアナログシンセ、パーカッション、ヴォイス、リコーダー、流れるように爪弾かれるアコースティックギター等による、ゆったりと空間的広がりに満ちた、高い空の様々な移り変わりを映し出す鏡、静かな午後のひと時の夢の音楽。凛とした美しさ、スピリチュアルでイマジネイティブな音と音の交わり合い…。コズミックなアンビエントシンセとミニマル、フリー、エクスペリメンタルの絶妙な融合により、夢見るような心地よさと、時に霧の中の奇妙な深い淵への不思議な味わいへと聴く者を心ゆくまでトリップさせてくれます。推薦盤。Rare Original. ジャケは上辺中央、下辺中央にそれぞれ軽いヒビ。ジャケ全体の軽いスレと経年による微かな変色。盤は埃か元々のプレスによる静かな部分での極軽いチリつき。
Ose / Adonia (FR Egg ’78)
VG+/EX \ SOLD
Herve Picartを中心にHeldonの二人を加えた(Richard PinhasにドラマーのFrancois Auger)トリオ編成によるプロジェクト。最もHerve自身もこの後PinhasとVideo Lisztで合流するので、Heldonのサイドプロジェクトに近い一枚と言っていいでしょう。Heldonに比べより整合感が強く、ドラムのマシーンビートとエレクトロニクスのややゆったりしたパルスを執拗に繰り返し、Heldonともまた一味違うシュールな味わいに完成されたグレートな一枚。彼らの重みを持ったスローなビート感のサウンドに病みつきになります。ピナスの高揚したエレキとエレクトロビート、コンピューターが壊れたようなエレクトロニクスのパルスが一層劇的効果を呼び覚ます名曲”Orgasmachine”, エレクトロビートの淡々とした味わいとピナスのギターのコンビネーションが素晴らしい”29 h 08 mn”収録。Heldonファンマストなのは言うまでもありません!コーティングカバーRare Original. ジャケは下辺中央少し目立つ5.8cmのヌケ。背中央3cmヌケ。それを除いてはジャケットは良好です。盤は良好で綺麗です。
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Ose / Adonia (JP国内 Egg ’78)
EX/M- \2.500
Herve Picartを中心にHeldonの二人を加えた(Richard PinhasにドラマーのFrancois Auger)トリオ編成によるプロジェクト。最もHerve自身もこの後PinhasとVideo Lisztで合流するので、Heldonのサイドプロジェクトに近い一枚と言っていいでしょう。Heldonに比べより整合感が強く、ドラムのマシーンビートとエレクトロニクスのややゆったりしたパルスを執拗に繰り返し、Heldonともまた一味違うシュールな味わいに完成されたグレートな一枚。彼らの重みを持ったスローなビート感のサウンドに病みつきになります。ピナスの高揚したエレキとエレクトロビート、コンピューターが壊れたようなエレクトロニクスのパルスが一層劇的効果を呼び覚ます名曲”Orgasmachine”, エレクトロビートの淡々とした味わいとピナスのギターのコンビネーションがただただ素晴らしい”29 h 08 mn”収録。Heldonファンマストなのは言うまでもありません。国内当時盤プレス。W)Insert.
Other Music / Prime Numbers (US Nth '80)
VG(+)/EX- \ SOLD
1st。メタロフォン、マリンバ、オルガンのアンサンブルを中心に、ハンドパーカッション、ヴォイス等をフィーチュアし、ガムランのメロディーをベースに、彼ら自身のある種サイケデリックとも言える密やかな催眠性に満ちた味わい深いミニマルアンサンブルを繰り広げてくれます。様々な要素を散りばめ圧倒的な切れ味の感覚世界を繰り広げる次作2ndに比べると、ガムラン的なミニマリズムが比較的単一のトーンで全体を支配する分、こじんまりとした印象も感じはしますが、逆に本作の密やかなムードと執拗な催眠的ミニマリズムに嵌ると聴き入ってしまいます。ミニマルエスノトリップミュージックのグレートな一枚。US自主プレスRare Original. w)Insert. ジャケは上辺全体の目立つイタミ。下辺中央8.5cm目立つヌケ。それ以外は各角と開口部の軽いスレ程度。盤は見た目綺麗なEX。プレイは経年の埃によると思われる軽いチリつき。
Other Music / Incidents Out Of Context (US Flying Fish ’83)
EX-/EX- \ SOLD
ハンドドラム、メタロフォン、シンセ、マリンバ、チェロ、サックス、ダルシマー等のアンサンブルによる、淡々としていながらもシュールでふやけたMinimalサイケガムラン変化Electro世紀の名盤。そのサイケデリックでおかしなトリップ感、繊細にして奇妙極まりないアンサンブルの妙、只者ではありません。こうした作品こそが今尚見直され再評価され、再発されるべきでしょう。心地よいトリップ系のミニマル派からアヴァンポップ派まで、とに角感覚を新鮮な驚きで波状攻撃する、しかも抜きん出た作品を探している方は問答無用の激マスターピース! 全編涎物の内容で飛ばされます。(赤いジャケの前作も興味深い作品でしたが、本作に於いてはその内容は比べ物にならないほどの進化を遂げています。)Rare Original. ジャケは全体の極軽いスレのみ、良好です。盤は微かなスレ程度。B-1の極小のマーク有りますが、プレイは全く問題ありません。盤もきれいで良好です。

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P
Patch (HO Made Music '83)
VG+/EX \ SOLD
オランダのシンセデュオユニットによる唯一の作品。自主ならの手作り感のぬくもりと手触り、よくあるシンセ系とは異なる肌理細やかな曲想の変化、耽美的なメランコリーとロマンティシズム、時にいかにも自主っぽいチープさの入り混じった微妙なバランスが、本作を不思議な魅力溢れる優れた作品にしています。Nice LP! オランダ自主プレスRare Original. ジャケは上辺中央のヌケ補修のため中央部クリアテープ貼。それを除けばEX-程度のコンディションで問題ありません。
Pauline Anna Strom / Trans-Millenia Consort (US Ether Ship ’82)
EX-/EX- \ SOLD
アメリカの浮遊トリップシンセユニットTrans Millernia Consortの女性メンバーによる唯一のソロ作品。盲目のアーティストならではのチルアウトなピナシンセサウンド。ややアンビエントなベクトルでありつつも、コズミックで、湧き立つポコポコとした泡、緩やかな雲の中を手探りで浮遊するその甘美な感覚世界の心地よさは格別です。推薦盤。 US自主プレスRare Original.

Paul Lansky, Dashow / Computer Directions (US CRI ’82)
VG++/EX- \ SOLD
CRIからの知られざる優れたTrippy Electro Experimental作品。聴きものは LanskyによるA面全てを費やした”Six Fantasies On a Poem…”。電子変調されたヴォイスとエレクトロニクスによる緩やかで朦朧と沈滞した催眠Electroサウンドが氷のプリズムのような冷ややかな空間に柔らかな色彩を帯びてシュールにトリップし続ける異色作。淡々とアシッド浮遊エレクトロニクスに浸れるグレートな作品です。尚、B面はDashowによるElectronics+Voice作品。Rare Original. (ジャケは全体の軽いスレ。)
Peter Baumann / Romance 76 (UK Virgin ’76)
VG+/EX- \ SOLD
Tangerine Dreamのメンバーのソロ。ゆったりとしたなだらかなシンセサウンドの中にシーケンサーのパルスによる彼ならではの執拗なシンセミニマリズムを追求したジャーマンコズミックシンセの古典。B面は一層シュールなムードに彩られた意欲作。UK盤Greenラベル。ジャケは辺部に小シワ、開口部真中辺りに1.5cmのキレ。各辺に若干のスレ。全体として軽いユーズド感のある状態。盤は主に埃によると思われる軽いチリつき。
Peter Mergener & Michael Weisser (Software) / Night Light (GE Innovative Communication ’86)
Softwareの本人名義による、この名義では3作目のLP。スローでシルキーなテクスチュアの中に夢見るように跳ねるエレクトロニクスのパルス、リズムマシンを配した彼ら一流のチルアウトコズミックシンセ。そのデリケートで甘美なサウンドはさすがです。 Rare Original. W)Company Sleeve. ジャケは背に軽い変色。

VG++/EX \ 4.800
Peter Michael Hamel / Bardo (GE Kuckuck ’81)
EX/EX \ 2.800
広大な宇宙をうねる緩やかな気流のように穏やかにレイヤードされたストリングスシンセ、細やかに振動するミニマルなフレーズ、宇宙を電気信号の様にアウトプットするアナログシンセによるロングトリップコズミックミニマルミュージックの極致。ミニマルミュージックでありながら、その質感はアンビエント系というよりも、ジャーマンスペースミュージックの伝統とを受け継いだもの。寧ろ彼の作風の本質は1stの頃と変わっておらず、ここにジャーマンスペースミュージックが辿り着いた、より凝縮完成された境地の一つが有ります。B面に至っては初期Tangerine Dreamをさらに洗練させた手法で完成させたような、宇宙の凍り付く青白いシンフォニーが壮大に響き渡ります。このニューエイジ系や禅を思わせる簡素なジャケからは想像もつかない重厚感に満ちた、ジャーマンコズミックの魂とも言うべき、どっぷり宇宙の天球の幻想に浸れる充実の一枚。Rare Original. (ジャケ右側に2枚ステッカー貼。)
Petros Theodorou / Onar (GR Podium ’89)
EX/EX \ SOLD
ピアノやスペーシーなシンセサイザー群ををバックに、二人の女性ヴォーカリストをフィーチュアしたギリシャのアヴァンプログレ。冷ややかなサウンドとイタリアのピエロルネーレの様なオペラティックな中にミステリアスさを秘めた女性ヴォイスの対比、若干レコメン系を思わせるシュールな迷宮的展開、アンサンブルで聴かせます。例えばA-4”Dance”はトリップしたコズミックミニマルのキラーチューン!6分以上に及ぶB-2”The Image”はシュールな弦楽チェンバー調と女性Voとの奇妙な距離感、不思議なタイム感が味わい深く惹き込まれます。B-3は変態ミニマルフォーク。時折挿入されるバンジョー風スパイスが意外な新鮮さを加味します。Rare Original. W)Insert.
Philippe Cauvin / Memento (FR Komono ’84)
EX-/EX- \ SOLD
Uppsalaのメンバーとしても知られる彼のソロ2作目。静かなアコースティックギターのソロから、彼独特のファルセットヴォイス、シンセ、エレキ、パーカッションをフィーチュアした時に奇妙な味のナンバーまで、プライベートでLonerな感覚に満ちた一枚。Steve Tibbettsやブラジルの個性的なギタリスト系ソロ作品に通じるようなトーンも感じさせます。特にB面全てを費やした”Automne”は緩やかに流れるようなギターのアルペジオを軸にした聴き応え溢れるナンバーです。Rare Original. ジャケは下辺中央微かなヒビ。
Philippe Guerre/Cristal (FR Private ’79)
EX/EX \ SOLD
彼の自主1st。各種アナログシンセを使いこなし、アナログマインドたっぷりのミステリアスな幻想コズミックシンセサウンドがGreatな一枚。内容を象徴するいかにもプライベートな雰囲気に満ちた、顕微鏡で覗き見たプランクトンのような紫の線画のジャケのアートワークも秀逸。初回自主プレスコーティングカバーUltra Rare Original.
Philippe Guerre / Cristal (FR PG ‘85)
EX-/EX- \ SOLD
彼の1st。各種シンセを使いこなし、アナログマインドたっぷりのミステリアスな幻想コズミックシンセサウンドを聴かせます。オリジナルは1979年に紫の線画ジャケでリリースされたものですが、これはジャケの異なる6年後の1985年にリリースされた2ndプレス盤。
Piero Milesi / Modi (UK Cherry Red ’82)
EX-/VG++ \ SOLD
Gruppo Folk Internazionaleのメンバーである彼ののソロ1作目。ハープシコード、弦楽、木管、ホルン、ベース等によるチェンバーアンサンブルのミニマルミュージックサウンドを聴かせます。Textured Cover Rare Original. 盤はB面後半に見た目目立つスリキズ2か所有りますが、プレイは極微のチリつきのみで殆ど問題ありません。それ以外は見た目も非常に綺麗です。

Planes (GE CN ’74)
EX/EX \19.800
ドイツの二人組による唯一の自主盤。久しぶり(10年ぶりくらい?)の入荷になります。A面はモノトーンのエレクトロニクスのドローンで幕を開け、既に自主盤ならではの無名性に満ちたミステリアスなオーラが漂ってきて堪りません。その中から、そっとオルガンのドローンが被せられ、甘美な風のそよぎと波長の揺らぎを生み出す催眠的なヴォイスのハーモニーが緩やかに上下し、あちこちで低くさざめき、重なり合う、モワレとドローンの至福状態。少なくともCatch Waveには匹敵する内容でしょう。遥か永遠の地平でいつまでも演奏される様な永続性に満ちます。B面は電波を発するような静かなパルスから始まり、催眠的なオルガンのドローンから、ディレイによる柔らかなギターの爪弾きが宇宙空間にゆっくり溶けていきます。その魔術的に甘美な、宇宙の果ての静かな波打ち際でオルガンとギターが跳ね合い、融け合うスローモーションのような音像の朦朧とした催眠感サウンドは初期Alvin Curran, Ragnar GrippeのSand辺りと似た感覚を持ってるかもしれません。とに角両面共に極上級のマスターピース! コーティングカバードイツ自主プレス状態良好Rare Original. ジャケは左上軽微なシワ程度。値下げしました!
Programa / Sintesis Digital (SP PDI ’83)
VG++/M- \ SOLD
Neuroniumを脱退したCarlos Guirao率いるスペインのCosmic Minimal Synth Duoによるレア1st。 あちこちでエレクトロのパルスがピコピコ弾けるシーケンサー、ホワイトノイズ、クリック、リズムマシン、各種エレクトロエフェクトで、ミニマルなエレクトロビートを聴かせつつも、次々と変化する万華鏡のような変化のアレンジで、全編余すことなく高水準のシンセビートサウンドを聴かせる大マスターピースにしてこの手を代表する名品。何故未だに再発されないのかが不思議にすら思えます。 Rare Original. ジャケは背と辺部、各角に軽いスレ有。値下げしました!

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R
Ralph Lundsten/Olskog (SW EMI ’70)
M-/VG++ \ SOLD
エイリアンのような宇宙電波がミニマリスティックに変調されながら交信し蠢く、Stoned Cosmic Experimental Electroの名作。リズムボックスとエイリアンの歌声で変態ミュータントプレイを繰り広げる混沌としたB-2も彼ならではのいかれた異色のナンバーで凄いです。コーティングカバーRare Original. 盤は表面の軽い細かいスレ程度。A面に若干見た目細かいスレ有ります。は部分的な軽いチリつき。)値下げしました!
Ralph Lundsten/Shangri-La (SW Odeon ’75) 
M-/EX \ SOLD
飛び交う電波のようなエレクトロニクス、宇宙の気流の流れのようなシンセやオルガン、ピースフルでいつつも幻覚的なFloating Space MusicのA-1で幕を開け、そのコズミックなエレクトロサウンドは幻覚に揺れるドラッギーな宇宙空間を旅し、甘美なパラダイスへと到着する。一方B面はリズムセクションをフィーチュアしたElectro Space Rockサウンドで、基本的にはA面と同様のスタイルですが、よりリズミックな躍動感に満ち、様々な生命の躍動する惑星を次々と旅するような目覚しい幻覚と混沌が次々渦巻いては消えていく。ジャーマンロックのスペース系、とりわけCode3/Planet Of Man辺りに近いような宇宙旅行型Cosmic Psycheサウンドを聴かせる、幻覚スペースロックの大マスターピース! 推薦盤。 コーティングカバー状態良好Rare Original.(ジャケはほぼピカピカの美品。盤もA面のヘリに微かなマークあるのみで、ほぼ美品と言っていいピカピカの状態です。
Ralph Lundsten & Andromeda All Stars / Alpha Ralpha Boulevard (SW Harvest ’79)
EX/EX \SOLD
彼の数多い作品群の中でも1,2の人気作。それも大いに頷けるだけの事は有り、彼の一つの決定打とも言える傑作でしょう。ミステリアスなベールに覆われ朦朧と夢見るような幻想の宇宙空間がミステリアスに花開き(A-1)、ドープなシンセファンクA-2、彼ならではのメルティングに感覚的なコズミックエレクトロアンビエントA-3、ダンサンブルなコズミックミニマルシンセA-4、エキゾティックでトリップしたエレクトロビートトラックA-5、アンドロイドの様なクールなシンセビーツキラートラックB-1, 更にロボットの様なメカニックなシンセビートにエレクトロエフェクトが行き来するこれも名チューンB-2, ユルユルメロメロに融け行くエキゾアシッドスペースミュージックにやられるB-3, 緩やかな幻覚の宇宙の波に心地よく揺られ、朧げな夢の彼方へ誘うB-4と全曲に渡って次々に意趣に富んだサウンドで、スペーシーなエレクトロサウンドの醍醐味を心ゆくまで堪能させてくれる全曲聴き逃せない充実の内容にして、トータルでサイケデリックな宇宙の幻想の楽園を夢見るファンタスティックな一枚。コーティングカバーRare Original. W)Ralph Lundsten内袋。盤は軽微なスリーブマーク程度。ジャケ、盤共に良好です。
Ralph Lundsten / Svit För Elektroniskt Dragspel Op.33 - Gunnar På Lidarände Op.79 (SW EMI ’73)
EX/EX \ SOLD
元々1968年に銀ジャケでリリースされたLPのA面部分を再びA面に収録し、B面には1973年の新作を収録し、ジャケを全く異なるジャケにした仕様の1973年リリース作品。A面はスペーシーでバッドトリップ状態のクレイジーな電子音楽。B面はエレクトロニクス、エフェクト、コラージュ等による甘美なサイケデリック催眠トリップミュージックでトリップエレクトロ派はマスト!コーティングカバー現地盤。ラベルは80年代初期ぐらいの赤ラベルプレスになります。盤は見た目綺麗なEX。プレイは経年の埃によると思われる静かな部分の軽いチリつき。
Ralph Lundsten / The New Age (SW Harvest ’82)
EX/EX- \ SOLD
Universe, Alpha Ralpha Boulevardと言ったスペースロックの傑作を放ってきた彼のAndoromeda All Stars名義では最後の作品。ゆったりとヴェルヴェットに包まれたミスティックなSpace Rockチューンで幕を開け、ジャングリーなドラムとシンセによる密林サウンド、コズミックなエフェクトが宙を飛び交うトリッピーなスペースファンク、これぞエレクトロエフェクトだらけで形が溶けかけた危ない変態エレクトロサンバ等、彼でしか有り得ない天然に歪んだ異形のスペースエレクトロサウンドが夢見心地に繰り広げられる危ないグレートな一枚。彼独自の才気と感覚が溢れる最後の作品かも知れません。状態良好Rare Original. W)Ralph Lundsten内袋。
Ramses Shaffy / Sun Set Sun Kiss (HO Philips ’69)
EX-/EX- \ SOLD
この時期のサイケな前衛実験サウンドの異様な熱気とオーラを体現できる一枚。オルガン、サイケなファズ、ピアノ、パーカッション、Vibe, 語りやヴォイス、リズムセクション、コラージュ、エフェクト等のアンサンブルをフィーチュアし、当時のアングラでサイケなムードの中にクレイジーで混沌としたサウンドを展開する、天井桟敷のようなアングラ実験映画や暗黒舞踏のサントラ、もしくはChen Noirの1stをフリーキーなサイケデリアと結合させたかのようなヤバい一枚!内容もこの手の中でもトップレベル。何故か未だ余り知られていませんが、60年代後半のサイケデリックロック、実験音楽、前衛アート、アングラ、フリージャズが結合したサウンドに目が無い方はマスト!コーティングGF Cover Rare Original. ジャケは開口部に目立たない微かな小キズ程度。盤は表面の軽いスレのみで良好な状態。プレイは元々のプレスか経年の目に見えない埃による静かな部分の軽いチリつき。値下げしました!
Richard Pinhas / Chronolyse (FR Cobra '78)
VG++/EX \SOLD
彼のソロ2枚目。French Sci-Fi Minimal Electro/Electro Free Psychedelia古典。A面は小曲中心に彼らしいElectro Minimalサウンドで聴かせます。一方B面はロングトラック1曲。蠢くエレクトロニクス、淡々とミニマリスティックなマシーンビートを刻むドラム、ベース、メロトロン、エレクトロエフェクト、ニューロンなエレキのアンサンブルが抑制の中に混沌と渦巻く、Heldonの核を凝縮したようなダークで恍惚としたサウンドが素晴らしい名ナンバー。彼のソロの中でも最も充実した傑作だと思います。尚、本作もHeldonの諸作同様当時盤の中で初回や2ndプレスが有ることが分かってきましたが、ここに有るのは裏面右上部分のDISTRIBUTIONがCARRERE表記になっている初回プレス。(ちなみにFree Bird表記が2ndプレスになります。) コーティングカバー初回プレスRare Original. ジャケは右上角とその裏部分も同様に斜めシワ1本程度。ジャケの見た目を乱すものではありません。
Richard Vimal / Aquarhythmies (GE Fortuna ’80)
VG++/VG+ \ 3.200
フランスのシンセ奏者による80年作品。メロディアスでありながらも水にゆったり揺らめくような甘美さと繊細なセンチメンタリズムがいかにもフランスらしい感性を感じさせる作品。一方、シーケンサーによるエレクトロビートの上をアナログシンセとエレクトロエフェクトが行き来するCosmic Minimal SynthトラックB-2, Ash Ra級の涅槃Minimal Synth Beatsトラック名曲B-4”A-Cloche-pied”も目玉トラックで聴き逃せません。よりB面の流れは聴き応えがあります。現地フランス盤とジャケの異なるドイツ盤。このジャケのほうが内容のイメージにマッチしているように思います。盤はA面に2本、B面に1本、見た目目立つキズが有りますが、プレイはその部分軽いチリつき程度で、見た目より遥かに良いです。見た目はVGですが、プレイはVG++程度。)
Reinhard Lakomy, Trainer Oleak/Zeiten Electronics (GE Amiga ’85)
EX-/VG++ \ SOLD
旧東独コズミックシンセ。Original. (盤は表面上のスレ若干有り。プレイは特に問題ありません。)


Rene George / Messengers Of Autumn (Ho RG ’81)
EX-/EX \ SOLD
ストリングスシンセ、全編に亘ってあちこちで飛び交いうねるアナログシンセ、ピアノ、アコギ&エレキ、Vo、リズムボックス等をフィーチュアし、いかにも自主然としたモノクロの線画ジャケット同様、ひたむきに自宅で宅録を重ねて作られたような、ホームメイドな情趣溢れるオランダのサイファイでコズミックなプライベートシンセフォーク。(これも無理やりカテゴライズすれば広い意味での一種のプログレと言えるかもしれませんが、通常のプログレファンの許容からは大きく外れるでしょう。) 丁寧に制作された作品で、通して独特の幻覚的なSF世界があり、いかにもアマチュアっぽい機材のチープ感も逆に、プライベートなSF世界の小箱を覗き見るようなシュールで秘密めいた雰囲気を醸し出します。自主ならではのユニークな味わいと情趣溢れる作品。オランダ自主プレスRare Original. ジャケはIn Shrinkで、上下辺に軽いスレ程度。綺麗です。盤も綺麗で良好です。
Richard Wahnfried / Time Actor (GE IC ’79)
EX-/EX \ SOLD
彼の1stにして、後の作品とはやや作風を異にするジャーマンコズミックシンセの傑作。機械的なまでにミニマルなビートを刻むリズムボックスとエレクトロビート、アンドロイドのようなヴォイス、空間をあちこちで夢見る波のようにキラキラ飛び交うエレクトロエフェクトとパルス、冷ややかにレイヤードされたシンセ…。その虚空のスペースサウンドはE2-E4や後期Ash Raにも通じる徹底的なエレクトロミニマリズムに透徹され、それだけに夢幻の心地よさに延々トリップさせられます。ドイツのCosmic Minimal Synth系を代表する重要な一枚にしてマスターピース! 初回番号プレスRare Original. W)内袋。(ジャケは右上に軽いシワ。)

Rita Moss / Inner Experience Vol.1 (US Retep '73)
VG+/EX- \SOLD
そのミステリアスな曼荼羅サイケカヴァーは内容を表します。まるで楽園の世界に咲くロータス、夢の世界を泳ぐような清澄でドリーミーな自然の美に満ちた天上世界の音楽。緩やかに水を泳ぐピアノ、微風のようにそよぐフルート、寄り添うチェロと弦楽のアンサンブル、戯れるウッドベース、水と光に輝くウィンドチャイムの中で彼女の可憐なヴォーカルが静かにこだまします。かけがえのない至福の夢の時間に浸るひと時をどうぞ。US自主プレスRare Original. ジャケは左上に小さなステッカーシミ。(ハガレは有りません。) エッジの若干のスレ、全体の軽いスレ程度。軽いユーズド感程度で特に問題ない状態です。盤も主に内袋による軽い表面スレ程度で良好な状態。プレイは静かな部分で軽いチリつき程度。

Roberto Laneri / Anadyomene (It Ismez ’87)
EX/EX- \ SOLD
Prima Materiaのメンバーだった彼のソロリリース2作目。前作のゆるゆるミニマルトリップも忘れられませんが、本作では女性ヴォーカルを加え、軟体動物の様なくねくねエレクトロニクス、シタールの様な音色のオリエンタルなフレーズ、ハープシコードのような音色のキーボードのミニマル、逆回転ドラムのようにトリップするリズムセクションのふにゃふにゃ軟体空間に、これまたピエロルネーレの女性Voを思わせるようなスタイルの、しかもどこの空間を見つめて歌ってるのかわからないような危うさを孕んだキレたヴォーカルが中東のアシッド泥沼ジャングルを闊歩するヘロヘロのトリップアヴァンポップミニマルエレクトロミュージック..(!?)。何というユニークでシュールな味わいに満ちた奇想音楽でしょう。Great LP! W)内袋&Insert。Rare Original.

Robert Rutman / Steel Cello Ensemble カセットテープ (US Rutdog ’87) Cassette Tape
EX-/EX- \ SOLD
彼の全てのLPとカセット作品の中でも、1st LP以上に入手困難を極める最もレアなカセットテープ作品。モノクロームの広大な空間をスローモーションのように低く深い音の振動が悠久に響き渡る催眠ドローンExperimentalの香り高い名品。Rare Original.


Robert Schroder / Floating Music (GE IC '80)
VG+/EX- \ 2.500
ドイツのシンセストによる2nd. 尚、本作は回転数45rpm表記ですが、33rpmによるプレイも可能と記されています。個人的には33回転でよりゆっくりしたプレイを聴くのがこの作品にどっぷり嵌る楽しみだと思います。Floating Musicというタイトル通り、緩やかに連綿と続くシンセの柔らかな波とエレクトロニクスパルスのコンビネーションの心地よいサウンドに心ゆくまで浸れる一枚。本作は後にRacketからの2ndプレスも存在しますが、これはICからの初回プレスRare Original. ジャケは全体の軽いスレとややエッジの細かいシワ。背の軽いスレ。ジャケは総じて軽いユーズド感程度。特に目立った問題は有りません。
Robert Schroder/Galaxie Cygnus-A (GE IC ’82)
VG+/VG+ \ SOLD
天文台の写真をあしらった彼の最高作。 宇宙、近未来的な無機的ムードと、アナログシンセのコズミックで有機的なサウンドが結びつき、穏やかなエレクトロニクスのパルスの中に、冷ややかさとゆったりした甘美さが同居した美しい作品。完成された、コズミックシンセを代表する名作です。ジャケは全体に細かい薄いキズ。 盤は見た目はA面に目立つスレありますが、僅かな軽いチリつきのみでプレイは概ね良好です。Rare Original.
Robert Schroeder / Computer Voice (GE Racket ’84)
EX-/EX- \ 2.500
ジャーマンコズミックシンセ古典。Rare Original. ジャケは全体の軽いスレ程度。盤も表面上のごく軽いスレと内袋による全体の軽いスレのみ。

Roedelius / Jardin Au Fou (国内 King ’79)
EX/M- \ SOLD
当時国内リリースされた日本盤。Original Japanese Pressing. 国内盤のタイトルは”美しい世界”。エレクトロニクスとアコースティックピアノを上手く取り入れた趣味的で簡素なサウンドで聴かせます。ややファンタジックな傾向が強いA面も悪くないですが、本作の素晴らしさはB面でしょう。鳥の囀りのコラージュに、シンセとピアノがゆったりとミニマルに絡むB-1”Le Jardin”に始まり、エレクトロニクスとアコースティックの素朴なブレンドのミニマリスティックでスロー、緩やかな夢心地の浮遊感が絶妙のサウンドで聴き手をまどろみともやいの世界へ誘います。B-3”Etoiles”, B-4”Schone Welt”も絶品! メロウトリップ系のシンセファンのみならず趣味的なチェンバー系、ZNR系等のアヴァンポップファンにも聴いて欲しい一枚。ライナー付。ジャケ、盤共に綺麗で良好です。
Roedelius/Wenn Der Sudwind Weht (GE Sky ’81)
EX/EX \ SOLD
いかにも心地よさそうな足湯(?)ジャケ。A-1に針を下ろすと、ジャケの如くポコポコと緩やかな音が沸き立ってゆったりな心地よさMaxです。 ミニマルなエレクトロのパルスにふやふやにふやけたアナログシンセがスローモーションのように行ったり来たりする様はアシッドエレクトロニクスの桃源郷。全曲優れますが、A-ラスト、B-1なんかのユラユラの心地よさはどうでしょう! Clusterより更に夢のような電子の喜びに満ちた一枚。コーティングカバーRare Original.
Roedelius/Gift Of The Moment (US EG ’84)
EX-/EX \ SOLD
シンセ、ピアノ、チェロ、ヴァイオリン、ギター等のアンサンブルによる作品。彼のLPの中でも室内楽的な優美なクラシカルさが前面に押し出された一枚。アンビエントファンから趣味的なアヴァンポップファン、チェンバーファン、ミニマルなコズミックシンセファンに至るまで受け入られそうな内容です。(ジャケは全体の軽いスレ。盤はM-に近い非常に綺麗なA’。)

Roland Hollinger / Promethee... Aujourd'hui (FR Scorpios '78)
EX-/EX- \ SOLD
Igor Wakhevitchにも通じるコズミックで混沌としたアンダーグラウンドなエレクトロエクスペリメンタル作品"Bardo Sodol"がコアなファンに知られる彼の、よりレアでオブスキュアな2作目。数々のアナログシンセ、エレクトロエフェクト、フルート、パーカッション等を駆使し、時に語りを挿入しながらも、ミステリアスで豊かな幻想の宇宙を夢見るように浮遊し、そこでゆったり繰り広げられる光や虚空を幻視しトリップするコズミックエクスペリメンタルのグレートな一枚。このジャケットのムードより遥かにスペイシーで幻想的な作品です。するパーカションや12弦でMichel Madoreも参加。コーティングカバーRare Original. ジャケは全体の軽いスレ。若干のエッジの小シワ、下両角の軽いコーナーノック。
Ron Geesin / Right Through (UK Private ’77)
VG++/VG+ \ 3.500
彼の一連の自主リリース作品の中でも内容的に最も優れたグレートな一枚。エレクトロニクス、コラージュ、ミニマリズム、ノイズ、エフェクト、スタジオ操作によるまるでアングラな実験映画のサントラの様に時にドープで時にシュールな怪しいトリップ実験スペースサウンドの数々。サウンドと遊びつくすかのように縦横無尽に音と戯れシュールな感覚の前衛をサーチする彼の自由な感性が息づきます。コーティングカバー自主プレスRare Original. ジャケは全体の軽いスレ、エッジの小シワ。ややユーズド感程度。盤はA面冒頭に僅か1ミリの小キズ、時折軽くチリつく程度でさほど問題ありません。A-3終わり近くに点状の極小さなプレスマーク有りますがこちらも2回チリパチ程度で殆ど問題ありません。それ以外良好です。プレイは元々のプレスか経年の埃によるバックグラウンドの若干のチリつき。

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S
Seastones (US Rounder ’75)
VG(+)/EX \ SOLD
海の底にゆらゆら沈み、静かに囁くような沈滞エレクトロニクスExperimentalの驚くべき一枚。本作にはPhil Leshが共同名義で参加している他、Jerry Garcia, David Crosby, Grace Slick, David Freiberg, Micky Hart等がヴォイスと演奏で参加。そのメンツからしてウェストコーストサイケ最後のアシッドテストと呼ぶにふさわしいかもしれません。これだけのメンツが参加しているのに、囁くような静謐さとディープさは、USサイケの奥深さを覗かせるのに十分でしょう。体を横たえて目を瞑り、潜水艇で深海の深淵の旅をするように、静かに降下していきます。暗闇の中で浮遊する泡や微生物、深海の奇異な何かとの静かな交信と出会い...。余りにミステリアスなアシッド実験エレクトロニクスの香り高い一枚。Rare Original. 尚、本作は偽物のブート再発も存在しますがこれは本物のオリジナル。(尚、本作のジャケには細かな違いのヴァリエーションが存在します。詳しくはお問い合わせください。) ジャケは全体の若干のスレと軽い変色、背のイタミ。やや経年のユーズド感ありますが、背部分以外は目立った問題ありません。ラベルに書き込み小。盤面は良好ですが非常にデリケートで静謐な作品のため、極静かな部分で元々のプレスによると思われる微かなチリつき。極些細なもので勿論傾聴を乱すものではありません。
Serge Blenner / La Vogue (GE Sky '80)
EX-/EX \ SOLD
ドイツで作品をリリースし続けたフランスのシンセ奏者による一枚目。エレクトロニクスのミニマリスティックなシークエンスによる反復ビート、エレクトロエフェクト、アナログシンセをフィーチュアしたコズミックシンセの古典。Rare Original.

Shankar / Soul Searcher (US Axiom ’90)
EX-/EX \ 2.500
Bill Laswellがプロデュースに関わったインド音楽巨匠の90年作品。A面はシタールの波、シンセ、チャントがドローンとなってトリップサウンドを生み出す瞑想的なロングトラック。そしてB面はダブルヴァイオリン、タブラ、ヴォイス等による催眠的でありつつも超絶アンサンブルの妙をも味わわせてくれる大充実の内容。そのあまりの緻密な構成に驚かされます。Great LP! 本作のアナログ盤は意外に見つかりません。ジャケは極軽いスレと上辺中央1.6cmのヒビ程度。
Spell / Time Waves (US Tsunami '79)
VG++/EX- \ SOLD
フロリダのシンセデュオによる唯一の作品。プラネタリウムのために製作された自主盤。全編に亘ってゆったりとしたイマジネーション豊かな、ファンタジックでスペイシーな天球のシンセサウンドを聴かせてくれます。Rare Original. ジャケは全体の軽いスレと軽い変色。盤は極薄いスレと全体の軽い汚れ程度。プレイは埃による軽いチリつき。
Stephen Scott / New Music For Bowed Piano (US New Albion '84)
EX-/M- \ SOLD
ピアノの弦を弓で弾く特殊奏法のアンサンブルによる、密やかで繊細な美しさと味わいに満ちたミニマルドローン音響。その響きは曲によって中世の弦楽器、バンドネオン、オルガンを思わせる音色に変化し、その全てのトラックが妙味に満ちた味わいでじっくりと堪能させてくれます。特に繊細な味わいが際立ったB-2 "Resonannt Resources"の催眠的な薄もやの世界は素晴らしい!
w)Insert. ジャケは辺部の部分的な極軽いスレ、小シワ程度。
Steve Hillage/Rainbow Dome Musick (UK Virgin ’79)
VG+/M- \ SOLD
水の流れている音から始まり、タイトル通り光のドームの中で7色に輝き融けていく光のプリズムを永遠に見つめているような極上トリップシンセの名作。巨匠流石の作品。マスト! 通常の黒盤の2ndプレス。(ジャケは背と角にやや目立つスレとシワ。ユーズド目の状態。盤は非常に綺麗です。)

Steve Reich / Music For 18 Musicians (GE ECM ’78)
VG++/EX- \ SOLD
チェロ、ヴァイオリン、マリンバ、シロフォン、クラリネット、バスクラリネット等による単一音の反復を軸に螺旋のようなミニマル構造が被せられてゆき、彩りを加えられたアンサンブルのアレンジの変化が行き来するミニマルミュージックの歴史的一枚。連綿と続く反復音はまるで永遠にディレイをかけられたように密やかに振動し続け、耳を傾けているうちに少しづつ緩やかにトリップされてゆきます。B面では同スタイルのアンサンブルながらピアノ、マラカスやシロフォンもフィーチュアし、厚みのあるアンサンブルが有機的な生き物のように跳ねるよりリズミックな、しかしながらA面同様甘美なトリップ感に満ちたサウンドを織りなしてゆきます。初回グリーンラベルRare Original. ジャケは軽いスレとエッジの小シワ。盤は極軽いスレのみで見た目良好ですが、プレイは元々のプレスか埃による軽微なチリつき。
Software / Chip-Meditation (GE IC ’85)
EX-/M- \ SOLD
ジャーマンシンセデュオによるデビュー作。良くありがちなメロディアスなシンセミュージックとは異なり、ゆったりと流れるような宇宙空間にシーケンサーのパルス、各種エレクトロエフェクトがスロー~ミディアムテンポで行き来し、全編に亘って繊細に構成された感覚的なサウンドが肌理細やかで心地よい浮遊感を生み出す、チルアウトトリップシンセのGreatな一枚。ICレーベルの中でも彼らの作品は優れた内容ゆえ定評があります。コズミックシンセファンマスト! GF Cover Rare Original. (ジャケは編部、背の若干の細かいシワ程度。
Space/Just Blue (FR Vogue ’78)
VG++/EX \ 3.500
英仏混合のItalo Synth Beats/Cosmic Discoグループによる代表作。シーケンサーのエレクトロパルス、ビートを刻むリズムセクションを軸にダンサンブルでSci-Fiなエレクトロ/Cosmic Discoサウンドを繰り広げるこの手の鉄板的一枚。Madeline BellがヴォーカルのItalo Electro Popナンバー”Save Your Love For Me”収録。Blue Wax Rare Original. W)内袋。(ジャケは背の下部に若干スレ。各辺に軽いスレ。)
Stuart Dempster / In The Great Abbey Of Clement VI (US Arch ’79)
VG+/EX- \ SOLD
深いエコーエフェクトをかけられたトロンボーンのゆったりした減衰と音の重なりにより、雲がゆっくり浮遊するようなエコーサウンドが空間一杯に響き渡り染み込む、甘美な心地よさに満ちた瞑想トリップドローンアヴァンギャルドの名作。音響派からAmbient派にまでお薦めします。目を瞑って、お休みの友にも是非どうぞ。後にジャケを変えてNew Albionからの2ndプレスも有りますが、これはArchよりの初回プレスRare Original. ジャケは全体と各辺の若干のスレ。角のスレ、上辺部の若干のWear。上辺開口部より9cmのヌケ。盤は見た目綺麗ですが、非常に静かな作品のため、プレイは元々のプレスか埃による、通して軽いチリつきが有ります。
Stu Cisco / Amanita (CA Calculated Cuts ’80)
VG+/VG+ \SOLD
白ジャケに貼り付けのジャケからして妖しいオーラ漂うカナダの自主盤。下北のお店の頃は入荷していましたが、今やこんな作品まですっかり認知されてしまい、既に激レア盤になってしまったので今回が最終入荷になるかもしれません。自主盤ならではの良い意味で箱庭宇宙的ホームメイドさで、アナログシンセの素朴な輝き、飛び交うエレクトロニクスのパルスやエフェクト、レイヤードされた天球を通過するシンセストリングス、それらが一体となって時にUFOの内部の脈打つ波動や飛来するサウンド、幻想の惑星、未来のスペースラウンジ、大宇宙の息づきを映し出します。私たちが年少の頃未来博や宇宙博、映画や本で夢見たような古き良きレトロSF感満載のプライベートなコズミックシンセ冥利に尽きる魅惑の一枚。本作一枚をリリースしたカナダの謎のアーティストStu Siscoは実はこれより遥か前に、Rejectsというカナダのヒッピーフォークグループのメンバーで怪しいキノコの線画の貼り付けジャケの自主盤をリリースしていた人です。本作はプレスは100枚とも言われる希少盤。カナダ自主プレスRare Original. 白ジャケにモノクロの貼り付けのジャケは経年のスレや軽いヨゴレ等で全体的に軽いユーズド感ありますが特に目立った問題のない状態。盤はA面に若干表面スレが多めで、見た目A-3~5に薄いスリキズ1本有りますがプレイは問題ありません。プレイは見た目は大丈夫そうな箇所でも何故かややバックグラウンドのチリつきが感じられる箇所が有ります。勿論傾聴を乱すようなキズや目立つパチパチは有りません。総じて盤はA面は典型的なVG+程度でB面はEX-です。

Swami Kriya Ramananda / Song Of The Golden Lotus (US Mantric ’78)
EX/EX- \ SOLD
2枚のLPを自主でリリースしたアメリカのフルーティストによる1作目。A面は低サイン波のような低く微かなドローンエレクトロニクスの上に、波音のコラージュ、チベタンベル、深くエコーするフルート、チェロをフィーチュアし、揺らめくように静かな共感に満ちた静謐なアンサンブルの寄り添いが、体内の中心に広がる広大な雲上世界へと静かに聴き手を誘う、連綿たる金太郎飴的涅槃トリップの甘美な感覚的世界。B面はオーロラのようにフェイズシフトする冷ややかなシンセドローンの中をスローモーションのようにアナログシンセが行き来する宇宙の星の瞬きの様なコズミックチルアウトシンセチューン。ラストは静けさにこだまするフルートソロと、いずれも聴き手を深閑と夢の宇宙へと誘う極上チルアウトトリップの極致です。メロウトリップ派至福の一品。Rare Original.

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T
Tangerine Dream / Atem (国内 Nippon Columbia '76)
EX/EX \ SOLD
GF Cover Japanese Pressing. (2nd Pressing from '76.) 4作目。A面冒頭こそドラムを加えた初中期Floydを思わせるようなどろどろしたドラッギーなロック色のある彼ら初期サウンドの名残をとどめますが、以降はまるで2001年宇宙の旅のさ中にいる様な凍り付くミステリアスな静寂の世界が延々続いてゆきます。レコード番号はYX-7126-AX. 盤の見た目はM-の美品ですが、非常にデリケートで静かな作品のため、経年の埃によると思われる軽いチリつき。
Tangerine Dream / Exit (UK Virgin ’81)
VG+/VG++ \ 1.200
ジャーマンシンセ古典! 当時のUK盤。ジャケは上辺部のスレと小シワ。上辺部色補正。全体として軽いユーズド感程度で特に目立った問題は有りません。盤は細かいスレ若干ある程度。プレイは問題ありません。

Terence Thomas & Robert Fair / Forces (US Interface '83)
VG/EX- \ SOLD
アメリカのシンセデュオによる、恐らく彼ら唯一の自主盤。ゆったりとしたエレクトロニクスのパルスの上をふわっとしたアナログシンセのメロディーが緩やかに行き来する心地良いコズミックアンビエントシンセの優れた一枚。同じシンセ系でもドイツもののような荒涼とした寂寞感は感じられず、アメリカの作品ならではの穏やかでなだらかない世界の広がりと地平がどこまでも続いてゆきます。未だ知名度も極めて低く且つ極めて珍しい一枚ですが、作品通してのムードと粒の揃った、この手を代表する優れた作品。柔らかなシンセウェーヴのスローなチルアウトトリップを心ゆくまでどうぞ! US自主プレスRare Original. ジャケは全体とエッジの目立つスレ。左の上下両角に目立つイタミと色補正。エッジの色補正。総じてユーズド感強めのコンディション。盤は軽い埃のみで綺麗で見た目良好です。プレイも静かな部分の軽いチリつき程度。
Terry Riley / Persian Surgery Dervishes (FR Shanti '72)
VG-/EX- \ SOLD
1971年にロサンゼルスで録音された彼の最高傑作の一つにして、ミニマルミュージック史に燦然と輝く名品。まるで遠くを視点が定まらぬ虚ろさでぼーっと見つめる様に曖昧朦朧としたモノクロームのキーボードの淡々とした音像がざらっとした手触りと同時にその中に甘美な催眠性を内包しながら内宇宙の中心の灯りを仄暗くともし続けます。彼の多くの作品の中でも最も素朴で原初のサイケデリックな催眠性に満ちた永遠の作品。ライリー好きでない方も、ミニマルミュージックの有名な作品にピンとこない方も、本作だけは是非聴いてください。音楽の感覚的なフロンティアを極めた音楽を長年求めている方にこそ聴かれるべき作品です。コーティングGF Cover 2LP 初回ラベルRare Original. ラベルは一枚目は黒に銀文字、2枚目は黒に金文字のShantiラベルの初回で、ラベルにはShandarのロゴは一切入っていません。(ちなみにShandarロゴのラベルは5年後くらいの2ndプレスと思われます。) ジャケは写真2枚目をご覧のように開口部にイタミ。開口部真中辺りに特にイタミが目立ちます。それ以外は全体の軽いスレと、各角の若干目立つスレ、上辺下辺の若干のスレ。開口部以外はまずまずだと思います。


T.H.X(Richard Pinhas)/Telstar “7(FR Cobra ’78)
("7シングル盤)VG/VG++ \ 3.500
Heldonの変名による唯一のシングル盤。シーケンサーによるエレクトロニクスのパルス、宙を舞うアナログシンセ、アタックの効いたビートを刻むドラムによる Cosmic Electro/Synthbeats! 音はよりリズミックなHeldonそのもの。 Pihnasファンは勿論マストですが、Electro/Synth Beatsファンにとってもキラーチューンです。 コーティングカバーRare Original. (ジャケは上部に2-3目立つしわ。辺部の部分的なスレ。盤は僅かなセンターずれ有りますが、音には殆ど影響ありません。B面冒頭で軽いチリチリあり。)

Tim Blake / Crystal Machine (FR Egg '77)
VG++/VG \ 2.500
ご存知Gongのキーボーディストのソロにしてコズミックシンセの聖典。ミニマリスティックなエレクトロニクスのパルス、気流の様にに緩やかにフェイズシフトするストリングスシンセ、あちこちでプシュプシュ跳ね、泳ぎ回るエレクトロエフェクト...。眠り夢見るように宇宙の星の波の中へどっぷりとトリップさせられる一枚。コーティングカバーRare Original. ジャケットはコーティングの軽度のスレとエッジの小シワ程度。全体として極軽いユーズド感程度で特に問題ありません。盤はA-3に見た目長い薄いスレ1本、B面にも同様の薄いスレ有りますが、共にプレイはそのことによる影響は殆ど感じられずそれ以外の場所と特に変わりません。それ以外は全体の若干の軽いスレ。プレイは全体を通してバックグラウンドの若干のチリつき。傾聴を乱すような所謂キズは見当たりません。
Tim Wheater / Awakenings (UK Reflection '77)
VG++/EX- \ SOLD
ハンドパーカッション、チベタンベル、ウインドチャイム、ヴィブラフォン、エレクトロエフェクト、ゴング、アコースティックギター、エレピ、ウッドベース、フルート等をフィーチュアし、そのアンサンブルは囁き合うようにそっと寄り添いながら、微睡みに満ちた午後の天上の楽園を映し出します。鳥が囀り、緑と揺れる水、煌めく光の反射、自然の移ろい、安らぎに満ちた甘美な東洋の楽園..。全曲素敵ですが、特にロングトラック2曲で心ゆくまで夢見させるB面は柔らかな光のミストを全身に浴びるように聴く者を至福の境地へと誘います。ドリーミースピリチュアルジャズ/ミニマルコズミックアンビエントサウンド極上の一枚! 敢えて例えるならば、Rita Moss のInner ExperienceにSwami Krya Ramanandaをミックスしたような、好きな人にとっては堪らない作品。推薦盤!コーティングカバーUK自主プレスRare Original. (70年代初期の同名レーベルとは恐らく無関係。デザインやナンバーからして自主盤と思われます。) ジャケは右下に若干のコーティングのシワ、それ以外はエッジの微かなコーティング小シワ程度。概ね良好です。盤は針を下ろした時にだけわかる微かなソリ。パッと見気付かない極些細なもので勿論プレイに全く影響有りません。それ以外極軽いスレ程度で見た目良好です。とても静かな音楽のため、プレイは元々のプレスか埃による軽いチリつき。
Toto Blanke/Electric Circus (GE Vertigo ’76)
EX-/EX \ 4.500
Association PC時代からToto Blanke Electric Circusと、この時点までに既にJazz Rockの名作を幾つもリリースしてきた彼が、Electronicsに傾倒した一枚。フリケンシーで音色を変えながらパルスを刻むエレクトロニクスのベースラインとクールでジャジーなドラムのビーツとのコンビネーション、エレキが宙に飛翔する中期GongやHillage風を若干想起させるElectro Space Jazz RockチューンA-1、穏やかでミニマリスティックなシンセビートに緩やかで心地よいエレキをフィーチュアしたA-2, ファンキーなシンセベースのスペイシーなCosmicジャムを聴かせるA-3。激しく脈打つエレクトロビートとドラムビーツのコンビネーションが前半でBruce DitmasスタイルのElectro Beatsを生み出すB-1を始め、全編に亘ってよりスペイシーでエレクトロなジャムを聴かせる一枚! Rare Original.
Trance / Dystopia (GE Trance ’79)
EX-/EX \ SOLD
自主レーベルより2枚のLPをリリースしたジャーマンコズミックシンセデュオのレアな一枚目にして内容的にも実度した彼らの最高作。シンセ及びキーボード系は2台のローランドシステム100を始め, マイクロムーグ、ソリーナ、アープ、エレピと言ったアナログシンセのヴィンテージ機材を使用しつつも、アコギのアルペジオ、エレキ、ベース等のアンサンブルを程良くブレンドしたコズミックサイケフォークチューンA-1で幕を開け、サウンドは瞬く様なエレクトロニクスのパルスと行き交い上下するエレクトロエフェクト、バーストする星々で一気に有機的で豊穣な幻覚の外宇宙世界へと聴き手をトリップさせます。このA-2はアブストラクトなトリップスペースエレクトロの目覚ましい名チューン。A-3はゴボゴボ泡立つように低く蠢くシンセのベースラインに冷ややかなエレピとアナログシンセのメロディーを効かせたサイファイなコズミックミニマルシンセ。A-4はエコーするパーカッションのビートに様々なシンセやエレクトロニクスが空間をあちこちスローモーションのように往来するこれもアブストラクトでスピリチュアルなスペースエレクトロシンセの名チューン。B-1,2はA-1と同スタイルながら、更にヴァイオリンをフィーチュアした内容。B-3はミニマルなリズムボックスの心地よいビートに様々なシンセをフィーチュアした、少しノイの3rdのA-1を少し思わせるようなクールなシンセチューン。両面共に凝縮度の高い、非凡なジャーマントリップエレクトロ/コズミックシンセのマスターピース!コーティングカバードイツ自主プレスRare Original. W)Insert. 白を基調にしたラベルは両面共に若干のカビ。
Tribu / Musica Popular Mexicana Contemporanea (MEX Private ’84)
VG++/EX \ SOLD
70年代後期から作品をリリースし続けるメキシコの民族ミニマルアヴァンギャルドジャムサイケ/トリップシンセロック(??)チームの84年作品。彼らの作品中でも中々見ることすらかなわない入手困難盤。本作はA面は彼らの天然なおかしさは感じつつも、まだまだごった煮サウンドは登場せず、メキシコらしいエスニックさを打ち出したトライバルなフォークロックサウンドで楽しませてくれます。B-1はピアノ、サックス、ギター、リズムセクションをフィーチュアし、随所にUFOなエレクトロニクス弾ける奇妙なアンサンブルのジャムで、彼らが何をやりたいのが全く分からないのが、いつもながら凄い。(UFOを呼ぶジャムかもしれない。何せメキシコですからね!) B-2はパーカッションとヴォイスによる密林トライバルサウンドですが、後半混沌としてそれも外れたような変なヒッピージャムみたいになってくる。最後はリーゼントで決めまくったロックなブルースかと思いきや、信じられないことにここからフルート、サックス、キーボード、リズムセクションで次第に混沌としたフリークアウトに突入。最後はビヨビヨシンセも飛び交った末に無理やりブルースに戻る強引すぎる訳の分からなさ。メキシコ自主プレスRare Original. W)Booklet. ジャケは全体の多少のスレとエッジの軽い小シワ。左上Small Sticker貼。
Tribu / Maseual (MEX Cademac ’90)
VG-/EX- \ SOLD
そして更に進化を続ける彼らのLP最終作。A-1はヴォイスや奇妙な笛が混じり合い、後半は笛とパーカッションによる太古のメキシコの儀式の様なプリミティヴな霊的エスノミニマルサウンド。A-2は打ち鳴らすリズムとヴォイス、コーラスによる儀式サウンドその2。A-3はパーカッションアンサンブルとヴォイスを主体にしたエスニックなミニマル、A-4はちょっとEblen Macari風コズミックアンビエントシンセから後半コズミックなエレキ。ロングトラックB-1は密林トライバルサウンドから後半、夜の闇に響く笛とヴォイスのミステリアスなエスノアンビエントサウンドへと変化。B-2は瞑想ドローンミニマルから次第にゆったりしたリズムが入ってきてミニマリスティックなジャムを繰り広げます。全体として、彼らのエスニックな霊性密林サウンドの集大成と言える摩訶不思議な名品。メキシコ自主プレスRare Original. W)Booklet. ジャケは全体に目立つリングウェア(RW)、エッジの目立つスレでユーズドなコンディション。盤は内袋による表面全体の軽いマーク程度。プレイは特に問題ありません。


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V
Velvet Universe / Voyager (GE Blubber Lips ’81)
VG++/EX \ 3.500
ドイツコズミックミニマルシンセユニットの1作目。リズムボックス、エレクトロニクスのパルス、エレキ、エレクトロエフェクト、SE, 各種シンセを用い、心地よいビートのコズミックシンセサウンドを生み出した優れた一枚。 ジャケのイメージが良くありがちな軽いジャケなので軽視されそうですが、ありがちなシンセサウンドとは一線を画す充実した内容で聴かせます。Rare Original. ジャケは下辺中央8cmのヌケ、背に沿った小シワ。
Video Aventures / Musique Pour Garçons Et Filles (FR Recommended ‘79) ("10インチ盤)
VG+/EX \ SOLD
Lard Free, CatalogueのGilbert Artman, Mahjunそして優れた数枚のソロ作品を残すCyril Lefevre, Etron FouのGuigou Chenevierといったフランスアンダーグラウンド界の錚々たる面子によるスーパーグループの”10インチ盤。リズムボックスのビート、シーケンサーによるミニマルエレクトロニクスのビートににふやけたアシッドギター、エフェクト等をフィーチュアした屈折Minimal Electroの味わいの絶妙たるや流石としか言いようがありません。French Minimal Electronics/DIY名盤。こだわりのある変格系エレクトロビーツ派を求めている方にも聴いてみて欲しい一枚。数年前に再発もされていますが、これは当時の本物のオリジナル盤です。透明ビニールジャケは経年による軽い変色と埃等、若干ユーズドな程度。透明袋、内側の蛍光ペーパー共に下部中央にヌケ。蛍光ペーパーは内側にテープ貼。盤は軽い埃程度で綺麗です。
Video Liszt / Ektakrom Killer (FR Epic '81)
G/VG- \ SOLD
この年代でメジャーレーベルリリースにも拘らず、Heldon, Pinhas関係の作品(メンバーはHedon, OSEとほぼ同じ)で最も入手困難な一枚。殊に国内で本作のオリジナルは20数年以上見たためしがありません。HeldonのInterface, Stand Byと続くシャプレー星人風コスチュームジャケ(!?)シリーズでそそられますが、Heldonの延長というよりはOSEの延長ラインに近い作風。OSEよりもより明確なシーケンサーのパルスによるエレクトロビート、ロボットのようなヴォコーダー、メカニックでミニマリスティックなドラムビーツを打ち出し、ジョルジオモロダー系にさえ通じるような、ピナス系では珍しくフューチャリスティックな明るさとテクノなエレクトロミニマリズム溢れるサウンドを聴かせます。Heldon, OSEファンは勿論、コズミックミニマルシンセ系のエレクトロビーツ好きには堪らない一枚。Rare Original. w)Innersleeve. ジャケットは全体のスレ、上下の目立つリングウェアに加え、各辺背のスレが非常に顕著な非常にユーズド感の強い状態。左上にSaw Cut。盤はB-1に見た目目立つスリキズ1本、B-2に短めの小キズそれぞれありますが、プレイは極軽いチリつき程度でそれ以外の場所とさほど変わらず殆ど問題ありません。それ以外は紙の内袋によると思われる全体の非常に目立つ表面のスレ。見た目こそVG-ですが、冒頭曲間静かな部分ではややチリつくものの、プレイは多くの部分ではバックグラウンドの軽めのチリつき程度でVG+クラス。


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W

Walter Christian Rothe / Solitude (BEL Lark ’82)
EX-/EX \ SOLD
ベルギーのシンセユニットPillionのメンバーのソロ1作目。A面はピコピコしたテクノなシーケンサーのエレクトロビートに、様々なアナログシンセ、エレクトロエフェクト、リズムセクションをフィーチュアしたヴィンテージなコズミックミニマルシンセでビシビシに決めてくれます。対照的にB面はエレクトロビートを排してストリングスシンセ、ピアノ、女性Vo等をフィーチュアし、夢幻的なサウンドからコズミックなシンフォニーまで聴かせてくれます。Rare Original. ジャケは下辺中央にヒビ。ヌケは有りません。ほぼ良好です。盤も非常に綺麗です。
Woo / Whichever Way You Are Going, You Are Going Wrong (UK Sunshine Series '82)
EX-/M- \ SOLD
トリッピーで心地よいリズムを生み出すリズムボックスのビートを軸に、緩やかなアコギのカッティング、エフェクトをかけられ折り重なるアコースティックギター、浮遊するシンセエフェクト、溜め息のように囁くサックス、キラキラした音の破片等のアンサンブルが淡い色彩で混じり合い、タプタプと水の揺らめきの様な深度に満ちたトリップワールドを生み出した、今や言うまでもなく有名な一枚。ホームメイドな素朴さと趣味的な実験性、ゆるゆると肩の力が抜けた佇まい、どこまでも感覚的な心地よさに向かったスピリチュアルさが絶妙なバランスでブレンドされた極上のサウンドを是非オリジナルのアナログの生き生きとした生命力に満ちたサウンドでどうぞ!マスターピース! Rare Original. ジャケは極軽いスレと辺部の目立たない小シワ程度。良好です。盤面も非常に綺麗です。
World Standard (Teichiku ’85)
VG+/VG++ \ SOLD
すきすきスウイッチで活躍した鈴木惣一朗氏によるミニマルアンビエントアヴァンポップユニット1作目。キーボード、パーカッション、ギター、女性ヴォイス等をフィーチュアし、静かに夢見るような柔らかで肌理細やかなサウンドが広がっていきます。Rare Original. W)Insert&Obi. ジャケは右上に直径6 x 4.2cmの楕円ステッカー貼。上辺中央小ヒビ。盤はA-4辺りに音に出ない表面上のスレ。
WOZ (US Ulterior ’81)
EX-/EX- \ SOLD
謎のシンセシストPaul Woznickiによる唯一の自主盤。リズムボックスのクールでマシーンな味わいのビートを軸にシーケンサーによるエレクトロビート、分厚くうねるアナログシンセ、行き交うエレクトロエフェクト、エレピをフィーチュアし、豊かなアナログ感溢れるサイファイなエレクトロビートサウンドを生み出したシンセビーツ/コズミックシンセのヴィンテージマスターピース! 洗練されたサウンドではなく、ロウでワイルドなアナログシンセの混沌としたエナジーが逆に本作の大きな魅力です。再発も出ていますが是非オリジナルならではの豊かなアナログ感で味わってください。それこそが本作本来の魅力です。Rare Original. ジャケは上辺中央1.7cmの微かなヒビ、エッジの軽いスレ程度。良好です。


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Z
Zanov / Green Ray (FR Polydor '76)
G/VG+ \ SOLD
フランスの代表的なコズミックシンセシストによる一枚目。脈打つエレクトロニクスのパルス、フェイズシフトしながらうねるアナログシンセ、緩やかで心地よいリズムビート、エレクトロエフェクトが一体化し、おぼろげで緩やかな世界の中にロングトラックで聴く者を無限へトリップさせてくれるグレートな一枚。Tim BlakeのCrystal Machine辺りにも通じるような部分も有りますが、実験的と言えるほど一層のアブストラクト度の強さが魅力で、通常のシンセ物よりかなり感覚的で非凡な作品。それだけにトリッピーな味わい深さがあります。コーティングカバーRare Original. ジャケットは表面は全体の若干のスレ、各辺のスレ、下辺部中央と右下角の傷み、エッジの若干のスレ、開口部一部殆ど目立たないクリアテープ等でVG+程度。目立った問題無いですが、裏面の開口部中央下辺りに2.6 x 4cm程度のジャケのキリトリと、その周囲のイタミが有るため最低グレードのGランクとします。盤は主に内袋によると思われる表面の若干のスレ程度。プレイはバックグラウンドの若干のチリつき。傾聴を損ねるような所謂キズは有りません。
ZED/Visions Of Dune (UK Initial ’79)
VG+/VG++ \ SOLD
Bernard Szjanerによるプロジェクトグループにして、彼の一枚目。うねうねと駆け巡るエレクトロニクスとサイファイなエフェクトにヴァイオレントなギター、ドラムのビートのコンビネーションで混沌としたCosmic Killer Jamをロングトラック中心に繰り広げる作品。この手ではHeldonやGeorges Grunblattとも等しく比較しうるマスターピース! バックもMagmaのKlaus Blasquizを始め、Spacecraft, Nemo等のメンバーが参加。当時のUKプレスOriginal. W)内袋。黒と銀のジャケットは全体の若干のスレ。盤はA-1に見た目目立つスリキズ有りますが、音には出ません。それ以外は表面上のスレが若干程度。見た目はVG+ですがプレイは良好です。値下げしました!
Zeus / Europium (国内 King ’79)
VG++/VG++ \ 2.500
シンセファンからエレポップファンにまで有名な、これでもかと全編ヴォコーダーを使いまくった、ヴォコーダー好きにとっては聖典というべき一枚。Birth Controlのキーボーディストとしてより、むしろGina Xの諸作の経歴を思い浮かべれば本作の傾向は自ずと知れるでしょう。キングレーベルのユーロシリーズのシンセ物の中ではミヒャエルブントと共に最も人気の高い作品。CanのJaki Liebezeitも2曲で参加しています。当時の国内盤。W)Insert.ジャケは背に若干のスレと小シワ程度。盤はやや表面のスレが多めですがプレイに直接影響するような所謂キズは有りません。プレイは主に経年の埃によると思われる静かな部分の軽微なチリつき。


FIELD録音

Northern Whales (CA Music Gallery '79)
VG+/VG++ \ SOLD
David Rosenboom, Sonde, David Keane, Glass Orchestraを始め、数々のExperimentalの名作をリリースしてきた同レーベルよりの珍しいクジラのフィールドレコーディング盤。種類や収録地点の異なる全14トラックを収録。各トラックがそれぞれ異なる魅力と新鮮な驚きに満ち、そのサウンドは電子音楽と間違えるほどのアブストラクトなテクスチャーと音色を秘め、しかも有機的大気と広がり、活気と息づきに満ちて聴く者を魅了します。音の厚み、鮮やかさ、空間の奥行に満ちた豊かなアナログ感も素晴らしく、この臨場感溢れる豊かなサウンドを一層のものにします。この手の作品の中でも出色の一枚!Rare Original. w)Insert x 2. ジャケはややエッジにスレとシワ、軽いユーズド感ある状態。インサートは軽い変色と一部鉛筆で書き込み。盤は表面の若干のスレ程度。
Flutes Du Rajasthan (FR Chant Du Monde '77)
EX/EX- \ 3.800
パキスタンに接したインドのラジャスタン州の音楽。A面はジャケットにも写っているNarhと呼ばれる笛とヴォイスのコンビネーションによるサウンド。一方B面はSataraと呼ばれる2本の笛をノンブレス奏法で延々と繰り広げる驚きのドローンミュージック。両面共にそこに広がるザラザラと乾いた大地、素朴で鄙びた趣の中に、静かな祈りと瞑想、陶酔が秘められた究極のミニマルミュージック。その最もシンプルにして極限に手法が突き詰められたサウンドは、聴く者の感覚にダイレクトに訴え、その音の魔術的な魅力で呪縛します。3面見開きジャケットRare Original.
VA / Polyphonies Des Iles Salomon (FR Le Chant Du Monde '79)
EX/EX \ SOLD
メラネシアのソロモン諸島の現地録音盤。A-1に針を下ろすと笛とヴォイスによる霊妙なミニマルミュージック。その音楽は伝統音楽とは思えない程に極度にミニマリスティックで、しかも音楽の持つ根源的な催眠トリップの力に満ちている。最もミニマリスティックでサイケデリックだった頃のTerry Riley以上にやばい音楽。西洋音楽以降の全てのミニマルミュージックを吹き飛ばす、太古からの真正ミニマルミュージックがここに有ります。通常のこの手の現地録音盤を想像される方は、その域を遥かに超えてぶっちぎるミニマルドローンの極致に忘我の彼方へトリップさせられます。全てのミニマルミュージックファンの問答無用マスターピース!尚、圧倒的なA面に比べ、B面では若干現地録音らしい民族色が多少戻ってきますが、それでもこの手としては極上の魔力を秘めたサウンドです。3面見開きコーティングCover Rare Original.


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